Erv's Letters index Text by Erv Yamaguchi


自分を逆張り 2005年9月26日 23:38

 motoGPの日本GPでは、ロッシはメラに追突して転倒したようだ。恐らく、乗っていたM-1のことを、最近テストで乗っていたフェラーリのF-1と錯覚したのだろう。M-1とF-1では、字も一字しか違わないので仕方がないが、弘法も筆の誤り、猿も木から落ちる、である。
 という訳で、これを読むサーキット野郎の皆さんも、F-1には乗らないように気をつけよう。

 という訳で、あまり面白くない“つかみ”だが、次には、もっと面白くないお話をして、読者の眠気を誘おう。

 それはソニーのお話である。
 ソニーは、信じられない程愚かな多角化(多悪化)により、今年は11年ぶりに赤字に転落することとなったが、次の社長もあまり評判はよろしくないようで、今後ソニーの株価はどんどん下落するのかもしれない…。

 こんな時には、万年強気派の株屋や、逆張りされる方にとってはチャンスなのかもしれないが、もしあなたの知人にソニーのインサイダー(社員)がいるのであれば、それは大変貴重である。
 つまり、インサイダー(ソニーの優秀な社員の方達)が、ソニーの、つまりは自社の株を株価の下落後に買い増しすれば、ソニーの将来は有望であり、インサイダー(ソニーの愚かな社員共)が、自社の株を手放すようであれば、ソニーの株は迷わず“売り”である。

 別の方法もある。
 もしあなたがエスパーならば、例えば、ソニーの発明の中でも1番素晴らしいものだと私が考えている、いわゆる“ソニータイマー”(商品が保証期限の次の日に壊れるという発明)の開発に当たり、噂されているエスパー養成所の中にいるエスパーとコンタクトを取り、内部情報を聞き出すという方法である。超能力を使えば、さすがのSESC(証券取引委員会)に捕まることもないだろう。
 そうか! ソニーは、超能力を使ってインサイド取引を監視するシステムをSESCに売り払ってみてはどうだろうか? この際、エスパーと言えばソニーというブランドを作るのも悪くない。

 だんだん記述が分裂症気味になってきた。

 こうした妄想に取り付かれているのも、あまりエキサイティングな日々を送っていないからだろう。
 ロムシーを開催している頃は、そもそも私はシリーズ戦化するのが好きだったので、毎月エキサイティングな日があったが、現在はとてもふぬけた状態で、まるでソニーのようだ。

 正直に告白すれば、私はソニーとは逆方向で愚かだ。
 つまり、ソニーのように何にでも手を出すのとは正反対に、何もやっていないのである。
 そう、やるべきことが分からないという意味では、ソニーと一緒だが、私は何も行っていない点で違っている。

 しかし、ロムシーを復活させるにしても、良いサーキットがなかなかないし、参加者の皆さんも、高レベル化した元々の参加者の方達を集めたいと思うので、より一層決断がシビアだ。つまり、筆を誤ったり、木から落ちる訳にもいかない。

 しかし、自分の能力を生かせないジレンマは、自分で解決するしかないのだろう。
 タイタニックのようにこのまま沈むか、何か新しいことにチャレンジするか、自分にプレッシャーをかけて判断するとしよう。




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