Erv's Letters index Text by Erv Yamaguchi


結局“モテ自慢”しか芸がない小林ゆき
2009年8月7日 11:57

チヒロさんのtwitter(7月28日のエントリより)

 面白い。(笑)

 さて、チヒロさんが面白いことを書く時には、大抵は石原慎太郎の提灯持ちで、カン違い女性ライダーのネット上における代表的なアイコンとなった小林ゆきがバカげたエントリを上げてる時なので、小林ゆきのブログを覗くと、やっぱりいつもの調子でバカげていた。

小林ゆきのバカげたエントリ(7月28日のエントリより)

 一体どこの国のどんな政党がライダーの為のマニフェストなど書くのかと言った調子だが、「森を見ずに木を見る」どころか、枝とか葉っぱレベルでミクロ的な調子でしか物事が考えられない近視眼的なノリで、目先以上の先が見えないいつもの盲目的なスタンスが相変わらずで笑える。

 さて、繰り返し述べるが、私自身は、ネオリベラリズム(新自由主義)とネオコンサバティブ(新保守主義)に反対している、民主社会主義者なので、我が国にネオコンネオリベを注入した自公政権を終わらせる為に、8月30日の衆議院選挙では、候補者名で民主党に投票し、比例の政党名では共産党に投票するというスタンスである。

 そんなスタンスの私が衆議院選挙を前にして出てきた各党のマニフェストを見ても、特に政権を争う自民党と民主党は、モロにバラまき的で、その財源の捻出は、自民党が消費税の増税、民主党が無駄遣いの排除とのことだが、金持ち増税について語っているのは、共産党と社民党と国民新党なので、政権交代の為の政権交代を支持するという意味で、候補者名で民主党、そして、政権交代した後の監視役として、比例では共産党、社民党、国民新党への投票が重要だというのが私の考えだ。

 ちなみに、三宅島に未だ帰島出来ない1000人もの在京島民や、島の(火山ガスの)高濃度地区で生活に困っている人達の支援や、半数以上が老人という島の医療や福祉など、そうした支援策は切り捨てるどころか、利権や自身のメンツの為に、バイク乗りからもシカトされているバカげたイベントに億単位の金を投じる、ストレートに弱者切り捨てが特徴的な石原慎太郎をヨイショし、自分は優雅な海外生活を楽しんでいるだけのKYジャーナリストらしく、脳内お花畑の小林ゆきのエントリでは、社民党や共産党に対して、「とくになし」と、沢尻エリカレベルでバッサリ切り捨て、国民新党に至っては、その存在すら認めていないようだが、沢尻エリカならクール・ビューティーと持ち上げることが出来るものの、利権まみれの石原の提灯記事を書くバカげたジャーナリストは、“フール・ダーティー”とでも呼んだ方が良いだろう。

補足:現在の国民新党の党員は25万人を超え、これは民主党の党員の4万2000人をはるかに超え、仮に民主党のサポーターの20万人を足してもまだ多いという驚異的な人数となっている。

 つまり、この女が社会的弱者を救済する社民主義には全く興味がないことが、このエントリからも良く分かる訳だが、さすがに生粋の石原シンパで、社会的弱者になど何の想いもめぐらせられない所が、2輪業界版のザ・アールの奥谷禮子(おくたにれいこ)的存在だ。

 ちなみに、このKYジャーナリストは、未だにうだつが上がらない高校中退者の私と違い、大学院で社会学を学ぶというインテリだが、社会学を学んでチキンホーク(ヘタレ右翼)の石原慎太郎をヨイショするというスタンスが全く意味不明なものの、優雅に海外生活を送るインテリが、なぜかジャーナリストでも物書きでもない私のような小者相手に、「芸は芸で返す」などと大口を叩いていたというのに、結局、出てくるものは2輪業界やマン島での“モテ自慢”しか芸がないという有り様で、昨年初めにこの女が私に近寄ってきたのも、単に業界内のモテ自慢の箇条書きを増やしたかっただけなのかもしれないが、大昔に面識があっただけに、最初は私も騙されそうになったが、このKYジャーナリストの欺瞞性について私に耳打ちしてくれた、尊敬すべき宮城光氏や、賢明なる業界関係者の方々には、改めて感謝したい所存だ。

 そう、「テンケイト・ホンダ」のことを「テンカテ・ホンダ」などと記述してしまう程度の英語力とロードレースの知識しかないこのKYジャーナリストは、『バリ伝』風に言えば、峠に巣食うダニならぬ、2輪業界に巣食うダニと言え、2輪業界やロードレース界の発展においては、全くもって迷惑な存在だと言える。(ライダーイケニエ殺人レースなど我々は全く求めていない)

 つまり、motoGPライダーのインタビュー記事などの英文を一生懸命無給で訳してくれるチヒロさんなどと違い、このKYジャーナリストの提供する、『ライクラ』よりも“痛い”モテ自慢情報など、クソの役にも立たないどころか、“姫”タイプのカン違い女性ライダーを増殖させたりなど、むしろ害の方が多いと言える。

 思うに、ヒヨコは最初に見たものを“親”と思い込んでしまうらしいが、小林ゆきもまた、おめでたいお嬢様育ちが災ったのか、2輪業界だけでなく、クラシックバイク業界でも悪名高い小野かつじが生み出した、かつての『クラブマン』編集部を“親”と思ってしまったヒヨコだったようだが、ただでさえどうしょうもない国内2輪専門誌の編集部の中で、特にひどい編集部と言えた『クラブマン』編集部に女性ながら飛び込んだことで、自分は男っぽい世界で鍛えられたと、これまた何かカン違いしてしまったようで、小林ゆきは労働基準法を無視した職場環境を、“小野イズム”とか、“クラブマンの美学”などと称賛している。

 しかし、どこぞのお嬢様と違い、16歳で親から独立し、すぐに整備士として社会人になり、その後も社会の底辺層を渡り歩いて来た私は、自分の持つ嗅覚から、小野かつじなど、1回会っただけで“ニセモノ”だとすぐに察知していた。

 しかし、懐かしい根性論にて、編集部員を文字通り馬車馬のようにコキ使う人間性無視の“親”を見て育ったヒココは、その後、現在は更に弱者切り捨ての巨悪である石原利権にすり寄ってしまうような怪鳥に育ち、雑誌だけにとどまらず、現在はネット上でライダー達に精神汚染を撒き散らしている。

★金持ち増税
 本題に入りたかったのに、前フリがどんどん長くなってしまった。

 しかし、ついでなので、いつもの調子でこのKYジャーナリストのエントリをラディカル(根源的)に批判してみよう。

 小林ゆきは、各党の政策がどのようにライダーに影響を及ぼすのかについて、共産党、社民党、国民新党はバッサリ切り捨て、主にバラまき政策にしか興味を抱いていないようだが、40歳を過ぎた年齢で大学院に通ったり優雅な海外生活を送っているインテリ金持ちと違い、2輪業界に属し、常日頃からエンドユーザー様や業者様の現場の声を伺いながら、実際にバイクのパーツを売って生計を立てている、本当に業界の存続が自分の死活問題だというリアリティーを感じて生きている私が考えるに、我が国にネオリベラリズム(新自由主義)が注入されてから悪化した景気を今後回復させることが、正に自分が生きていく為にもトップ・プライオリティー(最優先事項)だと私は考えている。

 早い話が景気が悪いからバイクも売れない訳だが、20代の5人に1人が年収が150万円以下という格差社会にて、若い人がバイクなど買おうと考えるハズもなく、格差是正こそが収入が下がったライダー、あるいは未来のライダー予備軍の育成という意味でも決定的に重要な政策だと言える訳だが、こうした私の考えは、3600万円の血税を使ってマン島で豪遊する石原だけでなく、その石原が使う通訳の女ですら、搭乗する飛行機はファーストクラスにするべきだなどと大マジメに自身のブログに記述してしまうKYジャーナリストには、永遠に分からない話なのかもしれない。(石原や自民党の支持者にはこうした輩が多く、その結果、石原や麻生を“閣下”などと呼んでしまうようだ)

 つまり、小泉・竹中が巻き起こした格差社会を是正しなければ、景気だって回復せず、バイクを買おうとリアリティーを持って考えられる若者だって増えないというのに、マニフェストのコマケー分析など、いかにも勉強し過ぎて頭がおかしくなった、実社会で使い物にならないタイプの大学出のインテリチックな分析だと言える。

 そう、政権争いにいそがしい自民党と民主党は、当然のごとく言うことも八方美人的になる訳だが、利権にしばられず、格差是正と、金持ち増税についてしっかり訴えている社民主義的な少数野党の意見こそ非常に重要で、こうした政党の意見を絶対に切り捨ててはいけない。



 ↑の表がとっても分かりやすいが、私が普段金持ちが多く住む地域を歩いて思うのは、「なぜ不景気のさなか、こいつらはフェラーリとかベントレーとかにガンガン乗っているのか?」という素朴な疑問で、アメリカはブッシュ政権、イギリスはサッチャー政権、我が国は自公政権が行った“金持ち優遇”税制のおかげで、20代の人達が派遣でヒーヒー言う中、金持ち共が益々裕福になっていったのが↑の表を見ても良く分かる。(その中には海外でのモテ自慢をワザワザ全世界に発信するバカもいるかもしれない)

 しかし、全世界的なネオリベラリズム(新自由主義)に対する反省から、ネオリベラリズム(新自由主義)の生みの親であるアメリカですら、オバマは高額所得者の税率を引き上げる方針を決め、イギリスでも富裕層寄りの保守政党の政治家が、富裕層の税率を引き上げるべきだと発言し、ドイツでも、所得税最低税率を14%から10%に引き下げる一方、高額所得者の税率を引き上げる方針を決めている。

 私自身、我が国もとっとと元の水準である75%まで最高税率を引き上げるべきだと考えているが、こうしたことを訴えているのが、何度も言うように共産党と社民党と国民新党と言った少数野党で、私は基本的には小選挙区制には反対で、以前の中選挙区制に戻すべきだと考えてはいるが、とりあえず今度の衆議院選挙が採用している小選挙区比例代表制は、候補者名で民主、政党名で少数野党を支持することが出来るので、ある意味、戦略と理念の両方を選挙民が使えるシステムなので、システムさえ理解していれば、ある種優れた部分もあるとも考えている。(完璧な選挙制度はなく、際限の無い完璧の追及は無価値だ)

 従って、これを読む皆さんも、候補者名においては、選挙区によって戦略が異なるので一概に言えないが、比例では共産党か、あるいは共産党アレルギーがある方は、社民党や国民新党に投票して頂きたいと思う。

 特にエネルギー政策においては、原子力発電に反対し、その代替エネルギーとしての政策に関しては、社民党が1番優れているので、エネルギー問題に多くの比重を置いて考えている方は、社民党への投票がお勧めで、郵政民営化にとにかく反対だったという、郵政に関わる仕事などをされている方は、民営化によって劣悪な労働環境になったことを憂いている人も多いと思うし、これを読む方には少ないと思われるが、民営化によって劇的にサービスが悪化したことを肌で感じている過疎地に住む方などは、国民新党への投票がお勧めである。

 つまり、極右で真正保守の石原慎太郎をヨイショするような小林ゆきとは真っ向から対立したスタンスで私はこの日本という国の大地に立って民主社会主義を支持する訳だが、ただの平和ボケやバカサヨではなく、格差是正こそが本当に我が国にとって必要な政策だと私は大マジメに考えているので、表面的なコマケー政策に目を向けることも大切だが、これを読む皆さんは、ラディカル(根源的)な理念や、何が“悪”なのかを、ライダーなどというちっぽけなスタンスではなく、弱者にも想いをめぐらせることが出来る“人間として”よく考えた上で、次の衆議院選挙では、ハッキリと自公政権に対してノーを突きつけて頂きたいと思う。

 石原慎太郎や自民党支持者の妄言などに騙されてはいけない。




【参考】
社民党が提案している洋上風力発電




★追伸
 世の中には、ブログでモテ自慢する女性など山ほどいますが、そんなことに目クジラなど立てるつもりはなく、上記の文章は個人に対する誹謗中傷でもなく、プロのジャーナリストに対する我が国の発展における建設的な批判として記述しておりますので、御了承してください。




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