Erv's Letters index Text by Erv Yamaguchi


低俗と高潔の狭間 2005年7月11日 00:48

 日記らしくいこう。
 日曜は、朝っぱらから洗濯して、テレビを観て過ごしたのち、家から中目黒、代官山を通って、渋谷に出て、私が唯一楽しみにしているオートバイ雑誌である、『STREETFIGHTERS』を買った。
 ↓は新しい『STREETFIGHTERS』。



 ところで、新しい職場に移ってから、私は4人のアルバイトを雇って、2人をクビにしたが、残った2人に対して、持っていた『STREETFIGHTERS』を手渡し、現在イメージトレーニングさせているが、今年のはじめに作ったホーネット600は、あまりにもお上品過ぎたし、私を応援する親友からも、ホーネット600だけというのは、限定し過ぎだとも助言されていたので、今後はもっと車種の幅を広げて、いわゆるストリートファイター系のオートバイでも作ってみようかな〜と思っている。

 また、少し前にHPにて紹介したGSX-R1000が、アッという間に売れてしまったので、それに味をしめたという調子にて、HP上でもオートバイを販売していこうかと思っている。まー、今更読者の言うことに耳を貸す私でもないが、ごく普通に、例えばGSX-R1000が欲しいとか、中古車を探している方や、あるいは買い取り屋に査定させたけど、思ったより安かったので、買い取りをお願いしたいという方も、御相談に応じたいと思う。

 とまー、ビジネスライクなことはこれくらいにして、実は、↑の画像を呈示することで、ベジタリアンや肉食肯定論者&菜食主義懐疑論者の方がブラウザを閉じることを願って、話を進めよう。

 私は渋谷を後にした後、今度は代々木公園のほうに歩いていったが、最近はめっきり減っていた印象だった、ストリートパフォーマー系の人達が、「再び増えているな〜」と思いながら歩いていたら、何やらアースガーデンというイベントが催されていた。

 そこで、いつものようにALIVEのテントがあったので、超ウルトラ低俗な『STREETFIGHTERS』を購入したばかりの私は、↓のチラシを手渡された。





 私自身は、動物愛護的な意味あいでベジタリアンを始めた訳ではなく、どちらかというと、右側のパンフのような、環境問題的なアプローチでベジタリアンになった人間だが、ベジタリアンのサイトにこんなものを紹介しても、すでにベジタリアンの方達は知っている知識なので、むしろここで紹介したほうが、何も知らなかったという人に対しての情報提供となるだろう。

 もちろん、私は、環境を破壊するオートバイに関わっている人間なので、ストレートに偽善者な訳だが、なぜ環境を破壊するオートバイに関わりながら、こんな情報を提供するのかと聞かれれば、それは“罪ほろぼし”というしかない。

 えっ? 何々? 自分はベジタリアンだが、別の理由もちゃんと言えって? 仕方がない、スクロールという技術を持ったベジタリアンも存在したか…。実は、肉食肯定論者の方や、菜食主義懐疑論者の方に色々と批判されるならともかく、皮肉なことに、私は菜食主義者から批判されることもあるので、つまりは、菜食主義者の人達自身が、決して足並みが揃っているとは言えないので、ベジサイト(ベジタリアンのサイトをこう呼ぶようだ)にて情報提供するよりも、いかついイキフン(雰囲気)のオートバイ乗りの人達のほうが、数倍“おとなしい”人達なので、こちらで話を展開したほうが良いと思ったのである。具体的には、私は以前に、捕鯨反対を唱える方から、いわれの無い批判を受けたことがあるが、彼女は海の中を泳ぐクジラを愛すようには私のことは愛せなかったようだ。しかし、メールを使って相手にパンチをお見舞いする訳にもいかないので、(それこそ博愛主義を履き違えた者同士の同じ穴のむじなだ)この場合は、多くの批判を浴びている、“ことなかれ主義”が役に立つ。

 さてさて、話が脱線するのが私の特徴だが、私は肉を食べる読者を批判するつもりはなく、ただ単に情報を提供しているだけである。そう、あなたには、れっきとした“食べる権利”があるのだ。同様に、あなたには私を批判する資格はない。なぜならば、私には“食べない権利”があるからだ。
 従って、「食べて死ぬか?」「食べずに死ぬか?」という問題は、机上の“食う”論である。
 そうした話題は不毛であることは、面白いことに、ここに集まるオートバイ乗りのほうが理解を示すことだろう。ところが、ベジサイトに集う人達は、どうやら不毛な論議がウルトラ大好きなようである。

 ベジタリアンとは、私の定義では、平和を愛す表現者だが、皮肉なことに、ベジサイトとオートバイ乗りのサイトを比較した場合、オートバイ乗りのサイトのほうが、数倍平和的だ。
 その理由は、私が想像するに、オートバイ乗りの人達は、ほとんどが国内在住のヤローばかりで、大体その人の“ノリ”は想像できるが、全世界から集まってきた、全く相手のバックボーンが想像できないような人達がディベートを繰り広げるベジサイトでは、わずらわしさのない匿名性をフルに発揮して、人類が言語を発見して以来の大発明と持ち上げられたインターネットを、ただの重箱のすみつつきにまで堕落させたということを証明する最高の舞台だからなのだろう。また、実の所、これが1番最大の理由かもしれないが、異性がらみの確執や嫉妬というものが、サイトが荒れる1番の原因に私は思うが、オートバイ乗りのサイトでは、そうしたものがほとんどないのが、平和的な要因だと思う。
 まー、女性のオートバイ乗りで、サイトを運営されている方は、色々と苦労が絶えないと思われるが、異性どころか、同性との人間関係するままならない不器用な人達は、オートバイという、一見暴力的な乗り物を調教する、実は心優しい人達が多いので、ベジタリアンになるのは無理でも、平和主義者になるのは、案外容易なのではないかと思う今日この頃のアーブ山口である。




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