Erv's Letters index | Text by Erv Yamaguchi |
負け組 2005年8月8日 16:46 走行会ではすっかり『負け組』になってしまったが、サーキット走行自体は楽しく、帰りのファミレスでのykt夫妻とのお食事タイムも楽しかった。 また、昨年にGSX-R400Rで11年ぶりにサーキットを走った時には、腰が痛くて痛くてたまらなくなり、今年に入ってからは、この腰痛はますますひどくなったので、私は少し前から整骨院に通い始めたのだが、腰痛はだいぶ改善し、今回の走行では腰が痛いということはなかった。 そして、今日も整骨院に行ってきたのだが、最近は担当の先生から、腰よりも肩こりのほうがひどいと言われていたものの、今日はむしろ肩はほぐれていると言われた。 私は土曜日にオートバイに乗っていたことを話したのだが、先生によれば、何もしないよりも、そうしたことをするほうが体もほぐれ、また、精神的にもいつもと違うことをすると爽快感などがあって良いのだとも言われた。 私は、なるほどサーキット走行も立派なスポーツなのだとあらためて感心したが、今回乗ったジスペケはポジションが非常に良かったので、割かしコースイン直後からペタペタ寝かすことも可能で、特に苦手意識もあった左コーナーの寝かし込みも気分が良かった。 しかし、レポートにも書いた通り、パワーとアクセルのレスポンスには不満があったことと、もっと車体が小さく、もっと手足のようにオートバイを操ることが可能で、更にハイグリップタイヤを履いて、もっと勢いよくコーナーに飛び込めば、タイムアップもさることながら、もっと気分良く走れて、普通に中年オヤジのストレス解消にもなり、体の“なまり”もとれるような気がしてきた。 という訳で、走行会の翌日には、早速私は2輪専門誌を買いに渋谷に出て、↑の2つの雑誌を買い込み、次期マシンの購入の検討を始めることとした。 とは言っても、欲しいオートバイは大体決まっているのだが、タンクが短く、シートとステップの距離が短いオートバイで、第1候補はカワのZX-6RもしくはRRで、次はCBR600RRやCBR954RRかCBR929RR辺りが、私の好みのポジションなのだが、異性との出会いを優先する為に、YZF-R6を買って、なかなかリペアパーツが納品されないオーバーのバックステップあたりを装着して、転倒した時に文句を言おうかとも考えている。(ニヤリ) まーとにかもかくにもキタリン、やっぱりオートバイは新型車に限るな〜。(笑) さて、話はコロッと変わって、私以外にも『負け組』になりそうな人達の話題にしてみよう。 まず、アメリカでは、アメリカ兵によるイラク兵の捕虜に対する虐待などの悪材料から、ブッシュ政権の支持率が最低となったようで、我が国では、たった今参議院にて郵政民営化法案が否決になり、ライオンは衆議院を解散するようだ。 つまり、アメリカも我が国も、次は民主党が政権を握りそうだが、そうなると、共和党と自民党は『負け組』となるわけだ。 さて、私自身は、もうすっかり郵便局は民営化されるものと思っていたが、これで民営化実現のシナリオは水泡と化すのだろうか? まーそれはいいとして、今日の参議院で民営化案に反対票を入れた自民党員に対して、どうも庶民の方達は、郵政の民営化よりも、ライオンが気に入らないから反対していると思っているフシがあるようだ。 というのは、今日整骨院に行った時、隣の別の先生が患者さんとの世間話でそんなことを言っていたからなのだが(笑)、私はそれは本質ではないと思う。 郵政民営化に反対した自民党員は、ストレートに角栄がプレゼントしてくれた“既得権益”にしがみついているだけなのだ。 歴史に対する無心の探索を行ってみよう。 昭和32年には、13668ヶ所あった特定郵便局は、角栄の手により、昭和50年には16926ヶ所と、約3200ヶ所あまりも増加した。そして、郵便局で集められた金は、財政投融資という名で公共事業に流れた。そこに道路などの公共事業にからむ利権が生まれた。 こうした政官業の癒着による経済の発展は、しばらくはうまくいっていたが、最近ではだんだんうまくいかなくなってきた。 そこにライオンが登場した。しかし、角栄亡き後も、既得権益を持った人達は、宝物というよりかは、自分の生命線とも言える既得権益は、なんとしても死守する必要があった。そして今回死守したというのが、今日の結果だと私は思う。ライオンに対する感情論などは、箇条書きの一行に過ぎないのだ。本質は既得権益である。 さて、そうは言っても、民主党に政権が交代すれば、既得権益も別の角度から崩壊する危険もある訳だが、既得権益を持つ人達が、民主党も金で買っていれば、結局は同じ穴のむじなである。今後民主主義による自浄効果は働くのだろうか? 政治は難しいので、私ごときの“おつむ”ではよく分からないが、既得権益にしがみつく人達のように、大昔に培った小手先のテクニックではなく、最新の技術力を生かすようなテクニックを体得しなければ、私自身もいつまでも『負け組』のままなのかもしれない…。 |
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