Erv's Letters index | Text by Erv Yamaguchi |
『ロードライダー』誌の欺瞞 2006年7月17日 14:49 先日、親愛なるきたりんとランチを御一緒した際、きたりんは『アーブの手紙』が更新されていないことで、私のことを心配している方がいらっしゃるということを教えてくれたので、久々に『アーブの手紙』を書いてみる気になった。 しかし、更新が滞っていたのは、特別書くネタが無かったからで、ネタを探しにきたりんの日記を拝読したところ、面白いネタがあった。 きたりんによると、結果的に何が言いたいのかよく分からない文章を書くライターを批判すると、GT商会でモノが買えなくなる可能性があるらしい。そして、このことは、私の目に抗しがたい魅力として映った。つまりは、である。私が結果的に何が言いたいのかよく分からない文章を書けば、これを読む多くのバイクブロガー達が、自身のブログにて私を批判し、結果、それらのブロガー達がGT商会でモノが買えなくなるのだ。つまりは、結果的に何が言いたいのかよく分からない文章を書けば、商売敵を叩き潰すことに寄与するのである。ファンタスティック! おおっ! なんと素晴らしいことだろう! よって以下には、結果的に何が言いたいのかよく分からない文章を書くことに挑んでみるとしよう。もちろん、この行為は、著名なライター達のサンクチュアリ(聖域)であり、逆説的には、最も私の苦手とする作業な訳だが、商売敵を叩き潰す為に、“背にハラ”で、このミッション・インポッシブル(不可能な指令)に挑戦してみようと思う。きたりん、見ていてくれ! さて、いつものように前置きが長くなってしまったが、一般論として、私は漂白された、骨抜きの、おとといきやがれ方式のMFJが嫌いである。そしてまた、これを読む多くの草レーサー達も、非人間的な巨大組織に抗する世界観を所有していることだろう。多くの草レーサーにとってMFJとは、中央集権的で、独裁的で(ライセンス剥奪をチラつかせて、ワークスライダーですら平気で恫喝する)、ユーザー・インディファレント(ユーザー無視的)、あるいは、ユーザー・アンフレンドリー(ユーザー敵対的)なシロモノ家電であり、草レーサーが草レースに執着するのは、草レースが、分権的で、民主的で、ユーザー・フレンドリーだからである。草レースを主催する人達は、主に熱意一本やりでレースを主催するのが特徴で、私自身、自分が草レースを主催している時には、なるべく予算をかけず、死に物狂いで働き、しかもその労働を愛していた。そんな私にとって草レースの定義とは、「定義はないが、見れば分かる」である。 もちろん、「世界最大の草レース」を標榜する『もて耐』などは、「ジャンボサイズの小エビ」といった表現と同義の、何かのジョークだと考えているが、分かりやすく言えば、およそ何かの乗り物が2台以上揃えば、それを競争させたくなるのが人間の佐川急便であり、広義で語れば、街中で行なわれているシグナルグランプリも、草レースの一種だと私は考えている。 しかし、である。世の中は広いので、私とは異なる世界観を持つ人もいるようだ。それが『ロードライダー』誌編集長のセニョール月岡である。彼が発行する『ロードライダー』誌には、『草レースマニア』という素晴らしいタイトルのコラムが存在するが、このコラムに紹介される草レースの定義とは、「ビジネスとして確立した、メジャーなイベントレース」とのことである。又、ビジネスとして確立したメジャーなイベントレース以外のレースは紹介しない理由として、このクソ野郎は、いや失礼、セニョール月岡は、「死人が出た時に寝覚めが悪いから」と言い放った。逆説的に言えば、セニョール月岡は、ビジネスとして確立したメジャーなイベントレースにおいて死人が出ても、翌日には気分よく目覚めることが出来るという訳だ。私は、仮に誰かがレース中に亡くなって、『ロードライダー』誌が亡くなった方に対して追悼文を掲載しても、それは上辺だけの偽善的なメッセージとして、不道徳及び不謹慎だと批判したいと思う。そして又、このコラムのタイトルを、『ビジネスとして確立したメジャーなイベントレースマニア』に改題しない限りは、セニョール月岡という人物は、“草レース”という、それを主催するものの苦労も省みず、素人ウケするフレーズだけを、自己の利益の為だけに利用し、草レースの発展など微塵も考えもしないかわりに、責任からは逃れたいという、自らの保身を最優先する、チキン(腰抜け)な守銭奴、別の言い方をすれば、守銭奴なチキン(臆病者)だと言って差し支えないだろう。又、セニョール月岡とは、ビジネスとして確立したメジャーなイベントレースと、それ以外のレースにおけるライダーの死を差別して考える、レイシスト(差別主義者)であり、私に言わせれば、草レース“マニア”を自称するのであれば、全国津々浦々、草レースと名の付くレースがあれば、いちもくさんに駆けつけて取材するのが真のマニアとしてのスジであり、この雑誌は、この雑誌に書かれていることは、全くのデタラメ、インチキ、ウソぴょんであり、セニョール月岡の行いは、サギでありペテンであり、人を騙して金を巻き上げる犯罪行為である。要するに、読者からの信頼は、努力して勝ち取るものであり、ダマし取るものではないのだ。 そして、私は長淵剛よりかは、サザンの桑田佳祐のファンではあるが、あえて長淵剛風に語れば、「オレは月岡を許さない」である。 えっ? 何々? 結果的に何が言いたいのか、全然分からないって? いいぞ、その調子だ! あなたがGT商会でモノが買えなくなる日も近い、遠慮なく私を批判したまえ! それこそ私の思うツボだ!(変換を省略するどころか、日本語として最初の一文字すら表現していないにも関わらず、同時多発的に多数の人が使い始めれば、一般的な表現方法として認知されてしまうという前例を作り上げることに成功した、カッコがない小文字のダブリュ) |
★おわりに ロードレースは、ひょっとしたら死んでしまうかもしれない危険なスポーツではあるが、危険をもて遊ぶスポーツではない。その為のヘルメットであり、レーシングスーツであり、そして、最も重要なルールでありマナーがあるのだ。それでもなお、事故のリスクは伴う訳であり、それに挑戦することが怖ければ、そこから逃げ出すことは一向に構わないと私は思う。人間は弱い生き物でもあるのだ。 ただ、許されざるべき事は、そこから逃げ出しておきながら、金儲けには利用しようという小汚い人間が存在することであり、それがセニョール月岡なのである。このクソ野郎、いや失礼、セニョール月岡は、草レースという、およそ怪しいカテゴリーから身を遠ざけながら、そのネームバリューだけはこっそり拝借して、甘い蜜を吸っている、つまりは金を儲けているのである。よって私は、このペテン雑誌に対して、社会的制裁を加える意味で、『ロードライダー』誌の不買運動を全国展開したいと思う。特に、草レースの発展を考える草レーサーの方達は、こんなクソ雑誌を買うのは絶対にやめるべきである。又、どうしても『ロードライダー』誌を愛読したいという方は、経営陣に働きかけ、セニョール月岡の解任を提言して頂きたい。 ちなみに、誤解がないように断っておくと、私はセニョール月岡に対して、人間個人としての恨みはなく、言ってみれば、「罪を憎んで人を憎まず」という心境であり、上記の文章は、個人に対する誹謗中傷ではなく、草レースの発展の為の、2輪業界に属す公人に対する、建設的な批判であることを御理解して頂きたい。(個人に対する誹謗中傷は、ネチケット違反である) えっ? 何々? 結果的に何が言いたいのか、全然分からないって? いいぞ、その調子だ!(以下略) という訳で、いつもの私ならば、必ず文章に何らかのメッセージを込めるようにしているが、今回はいつもと違い、著名なライター達の才能を見習い、文章にメッセージを込めず、ラジカルでもなく、挑発的でもなく、批判的でもなく、結果的に何が言いたいのかよく分からない、中途半端な脱力系サイトのような文章を書くことに挑戦し、私は遂にその作業を成し遂げた。きたりん、オレはやったぞ! しかし、である。私は大変狡猾な性格の持ち主なので、文章を書く時には、ブリヂ○ストンとか、ミシュ○ランとか、ダメ○ロップとか、スリップ○商事とか、必ず企業名の一部を伏字にして、私自身はGT商会でちゃんとモノが買えるようにしておきたいと思う。 きたりんはあなどっているようだが、大企業のデータマイニング技術は、とても恐ろしいのだよ。(ベジタリアンが、某ファーストフードチェーンのロゴを悪用したりすると、翌日には顧問弁護士からメールが届く) |
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