Erv's Letters index | Text by Erv Yamaguchi |
09モデルの選び方 |
2008年9月28日 22:13 |
きたりんをはじめ、バイク乗り達がブログやmixiなどで、09モデルについて騒がしく語りだすシーズンがやってきた。 私などの老人がその姿を傍観すると、英語で書かれた海外サイトを探してきてまでニューモデルについて調べ上げる若い人達のパワーには圧倒されてしまうが、私のような中年ピヨピヨライダーで、いちいち自分でコマケーことを調べるのはメンドーだという方もいることだろう。 そんな時に役に立つのが、オートバイの販売店のサービスである。 しかし、100万円以上のスーパースポーツ車を買うと言うのに、こうした販売店のサービスを利用しない人が多いので、以下には、私流の販売店の利用の仕方を紹介してみよう。トミンサーキットあたりのミニサーキットを趣味でピヨピヨ走りたいと考えるオッサンライダーは要チェギだ。 ★利用されていないサービス まず、あなたが販売店に電話をかけたとする。多くの人は次のような会話になるだろう。 販売店:「サーキットで使うんだったら、GSX-R1000がいいと思いますよ」 あなた:「君は本当にそのオートバイが1番いいと思うのか?」 販売店:「ええまー」 あなた:「ではGSX-R1000を頂くことにしよう」 これでは手持ちのカードを見ずにポーカーをやるようなものであり、このような会話は次のように持っていくべきだろう。 販売店:「当店ではCBR1000RRのホワイトモデルをお勧めいたします」 あなた:「君はCBR1000RRがライバル車に対してどのようなアドバンテージがあると考えているのか? ノーマルの状態での最高出力と出力特性、チューニング後の最高出力と出力特性はどうなっているのか?」 販売店:「ノーマル状態のデータはありますが、チューニング後のデータはもう少し経たないと揃えられませんが、データが揃い次第お知らせすることは出来ます」 あなた:「そうしてくれ。では足回りに関してはどんな特徴があるのか、他のメーカーのオートバイとの比較で教えてもらいたい」 販売店:「かしこまりました」 あなた:「CBR1000RRを買うべき理由は何なのか、価格水準、レースでの実績、アフターパーツの有無とそれらの性能と価格水準、メーカーの力の入れ具合、設計の方向性、次期モデルの動向などはどうなっているのか?」 販売店:「以上でしょうか?」 あなた:「そうだ」 販売店:「それでは調べてから折り返しご連絡差し上げます」 あなた:「その連絡を聞いてから再び検討してみよう。それから、アフターパーツメーカーにも電話をかけようと考えている」 販売店:「あまり深くお考えにならない方がいいと思いますよ。今がCBR1000RRを買う最後のチャンスですから」 あなた:「最後のチャンス? ということは、すぐに次期主力モデルが販売されるのだな。それならばこの話は無かったことにしよう。いつも情報をありがとう。ガチャ」 ★危険な月 中年ピヨピヨライダーにとって、いかに新車を買うのが危険な行為かを紹介したが、最後に、オートバイの新車を買うに当たって特に危険だと考えられる月を紹介して終わりたいと思う。 オートバイの新車を買うに当たって特に危険な月は、4月、7月、3月、8月、5月、6月、9月、12月、10月、11月、1月、そして2月だ。 |
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