Erv's Letters index Text by Erv Yamaguchi


木村剛のやぶへび
2009年4月6日 10:58

 時々あるヘタレ企業のスラップ(威嚇目的の戦略的訴訟)のように、自分の名前が上がったことでテレビ局に圧力をかけると、スラップで会社の信用が失墜したマテル社のように、むしろこちらとしては誰が悪い奴なのか分かりやすくて良いと言える。





 ↓は、木村剛で検索してテキトーにみつけたエントリ。

サンプロはなぜ外資の手先ばかり出すのか?今でもホリエモンを称賛する木村剛と竹中平蔵 - 株式日記と経済展望


 これを読む人の中でも、新自由主義(ネオリベラリズム)というイデオロギーを知らず、偏向著しいテレビ番組に影響され、日本が経済成長する意味でも、こうしたエセコメンテーターの言うことに惹かれてしまうという人も多いかと思われ、日本が経済成長する為にも、多少貧困層に陥ってしまう人が生まれるのもやむなしと考えてしまい、逆に、社会主義というと、何か窮屈なイメージで、自分の権利が失われてしまったりだとか、更に、共産主義などと言うと、誰か独裁者があらわれて、永遠に単純労働を強要されるようなイメージを抱き、逆に、自由民主党などという党名を聞くと、まるでヒッピーの味方なんじゃないかと言った愛と奉仕にあふれたイメージを持つ人も若干いるかもしれない。(笑)

 しかし、何度でも言うように、別に弱者の味方をして善人ぶらず、フツーに日本が経済成長した方が良いという視点で捉えたとしても、新自由主義(ネオリベラリズム)をベースにしたコイズミ・タケナカの構造改革は、本当に迷惑なシロモノ家電であり、金持ちが更に金持ちになって、中流の人達がどんどん貧困層に陥り、結局、国力が衰退していくという流れを現実に感じることが出来る人であれば、コイズミ・タケナカ、そして木村剛のような人間のロジックは、ひたすら富を食いつくすだけの、単にイナゴのロジックと同じだということが分かるだろう。

 また、テレビを見ていて思うのは、田原総一郎やコイズミ・タケナカのブレーンが、民主党内の前原なども利用しながら、ひたすら民主党叩きに併走しているのは、政権交代後は、自分達の仕事が激減することを恐れて、最後の追い込みをかけているのかもしれないが、彼らも彼らで自分達が生きていく為に必死のようだ。

 誤解してもらいたくないのは、私は政権交代の為に次の衆議院選挙では民主党を支持するが、民主党が素晴らしい党だなどとはお世辞にも言わない。むしろ、この党だって色々と問題は多い。しかし、だからと言って自公に政権を任せてこの国が滅ぶのを座して見ていることなど出来はしない。つまり、いそがば回れで、非常に歯がゆい気持ちを抱きながらも、少しずつ良い方向を模索しながら進むしかないのだと考えてこんなことを訴えている訳なので、ご理解に努めて頂きたい。

 個人的な理想を語れば、これまでネオコンネオリベを推進してきた自公政権に対して、国民に分かりやすい、明確な対立軸としての、民主社会主義を唱えるカリスマ的なリーダーか、そのリーダーを筆頭とした政党が自公と対立すれば、国民も政治に対する興味が強くなると思われるが、そうした望ましいリーダーの登場を期待するのは、ガンヲタが本気でニュータイプに憧れるような超人待望論でしかないので、私を含めた、全くのパンピーたる庶民1人1人が覚醒することこそがスジだと私は思う。
 そして、自公の悪政を理解し、みんなが覚醒すれば、覚醒した国民の気持ちを汲んだベネズエラのウゴ・チャベスのようなリーダーも次第に現れることだろう。

 とにもかくにも、中曽根から始まった新自由主義に、我々はあまりにも痛めつけられ過ぎた。もう、痛みに我慢する必要はなく、コイズミが言った有名なフレーズである、「痛みに耐えよ」という言葉は、今後はそっくりそのまま新自由主義者にお返しするとしよう。




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