Erv's Letters index Text by Erv Yamaguchi


祝! 『クラブマン』誌死亡
2009年4月24日 19:19

 取り急ぎ祝福までに。

 ちなみに、私は三宅島モーターサイクルフェスティバルに絶対反対を表明しているが、三宅島モーターサイクルフェスティバルの提灯記事を書いている有名な雑誌としては、『クラブマン』誌と『MOTO NAVI』誌が有名で、特に『クラブマン』に関しては、昨年末に、カラー6ページブチ抜きで三宅島モーターサイクルフェスティバルの提灯記事をブチまけていて、弱者切り捨てで自民党の犬で国交省利権まみれで極右政治家の石原慎太郎だけでなく、このイベントの開催に強く関わった悪名高い人達の提灯記事のオンパレードで、私はよっぽど『クラブマン』の不買運動を展開しようかと思ったものだが、せいぜい数千人程度しか訪れない私のサイトでそんなことをしなくても、「こんなクソ雑誌は誰も読んでいないよ」と、多くの方から助言されたので、そのままスルーしていた所、多くの常識あるバイク乗りの予想通り、意外に早くこの雑誌は“逝った”ようだ。

 実際、多くの聡明なライダー達は、この提灯記事のあった『クラブマン』にはホンダの広告が入っておらず、また、発行元のネコブロスが出す『バイクブロス』にもホンダの広告が入っておらず、ライバル誌の『グーバイク』にはホンダの広告が入っていることから、三宅島モーターサイクルフェスティバルの当日の石原の挨拶で、石原がホンダを批判したのは、ネコブロスが石原にホンダの悪口を耳打ちしたからではないかと推察していた。私自身、真相は知らないが、多くのライダー達にそう思わせるに十分な要素だったので、もはやネコブロスと石原の癒着は決定的に多くのライダー達に印象付けられていた。

 また、なんと言っても、『クラブマン』と関係が深い2輪業界保守論壇ホステスの小林ゆきが、極右政治家の石原慎太郎が血税を使って毎度200万円もかけて雇う通訳の女性に対して、「飛行機はファーストクラスに乗せるべきだ」とまで言う始末だった。言っておくが、その飛行機の代金は、私を含めた東京都民が汗水流して稼いだ金から支払われた血税なんだよ、(頭を小刻みに縦に振りながら)分かってんのかボケッ!!!(怒)(怒)(怒)
 という訳で、こんなことからも、『クラブマン』と石原の蜜月関係は相当なものだと多くのライダー達は察知していた。

 ちなみに、今年はホンダも含めた日本の4メーカーが三宅島モーターサイクルフェスティバルに協力するということで、「問題に決着が付いた」などとほざき、鬼の首を取ったかのように小林ゆきもはしゃいでいるようだが、これについてはその内詳述するとして、三宅島モーターサイクルフェスティバルに反対している我々からすれば、何の決着もしておらず、むしろ、メーカー全てが石原利権にすり寄り、2輪業界全体が土建屋化したことで、問題の根を益々深くしたと言える。

 全くもって、このイベントを推進したり賛同したりしている人達の勘違いも甚だしいが、私自身、なぜここまでヒステリックにこのイベントに反対しだしたのか、そのキッカケは、公道レースなんて開催されたら、マジで人が死ぬというものだったが、人が死ななければそれで良いということで、国内メーカーも一転協力という方向転換をした。え〜い、その内詳述すると書いたが、勢い余って書くよ。そう、国内メーカーにとって美味しいのは、三宅島モーターサイクルフェスティバルではなく、その前に開催されるお台場プレイベントであり、叩く前からホコリが出ている悪名高いバイク王や、アメリカのトヨタの元社員だった筋金入りの市場原理主義者が経営しているハーレー・ダビッドソン・ジャパンなどが、“タダで”ブースを出店することで、労せずしてパブリシティー効果(宣伝費をかけずに宣伝的効果を得る方法)が得られているのをワキ目に見ていて、国内メーカーも隣の芝生が青く見えただけだと言える。実際、お台場プレイベントなど開催しても、本チャンの三宅島モーターサイクルフェスティバルの参加者は、増えるどころか減った訳だが、東京都がタダで金も出し、本チャンで人が死ぬようなこともなければ、この話に乗っかった方が、この不景気なご時世に宣伝的にも得だと踏んだ訳だ。ストレートに打算だよ。

 しかし、フラット税制導入や、その他資料を集めるだけでも膨大な量になってしまう、石原の悪政により、三宅島の高濃度地区で生活に困っている人や医療や福祉の方が必要なお年寄りや、未だ帰島できない1000人もの在京島民や、もちろん東京都に住むシングルマザーやホームレスなどの社会的弱者という底辺層の人達に対する手当はことごとくカットするクセに、経済効果などという甘言で民衆を騙し、オリンピック招致や銀行や三宅島モーターサイクルフェスティバルなどを利用して私腹を肥やす石原慎太郎など、東京都民としても人間としても絶対に許さないので、こんな男の提灯を持ったネコブロスや小林ゆきに対しても、その欺瞞性を徹底的に叩きたい所存だ。

 つまり、誤解してもらいたくないのは、三宅島モーターサイクルフェスティバルは、オートバイを1ミリも動かさない100%安全なイベントだったとしても絶対反対で、その理由は、超ウルトラシンプルに、弱者を切り捨てた上で投入されている血税を使っているからなのだよ。

 そう、私が言いたいのは、映画『ウォール街』のマーチン・シーンの言葉を使わせてもらえれば、2輪業界は、「他人の稼ぎでなく自分で稼げ」ということだ。

 仮に、5000万歩譲って、2輪業界が東京都から金を引き出すことが自身の得になると市場原理主義チックに考えた場合でも、年に1回だけの打ち上げ花火的なイベントに金なんか出させるよりも、もっと長期的展望に立った2輪業界を取り巻く深刻な問題、そう、駐輪場建設などに金を使わせた方が、よっぽど使われる金が生き、2輪業界にとってもメリットがあると言える。しかし、そんな働きかけも出来ず、石原の気紛れで降ってきた税金に業界全体が群がる姿は、一言、「情けない」という言葉に尽きる。

 え〜と、だいぶ話が遠回りしてしまったが、『クラブマン』に話を戻そう。ちなみに、私などは、実際に会って話をした感想としてこの雑誌の生みの親の小野かつじも嫌いだったし、山編こと山崎元編集長も大嫌いだったが、小野かつじに大事なクラシックバイクを壊されたクラシックバイクショップのオーナー達は、実害を被っているだけに、『クラブマン』誌廃刊の吉報を知った今夜は、モエの泡に酔いしれることだろう。

 また、この雑誌に関わった有名なビッグネームをのぞき、下っ端の編集部員達は、水商売なみに人が入れ替わりまくったが、労働基準法を無視したこうしたバカげた職場が1つ消えることで、そこで働くことでバイクを嫌いになる人達も減るだろうし、ライダー達に多くの精神汚染を撒き散らした雑誌が1つ消えるだけで、2輪業界の健全な成長も期待出来る出来事だと言えるので、本当に今回の廃刊(本人達は休刊と表明)は素晴らしい出来事だったと言える。

 しかし、油断してはならない。正に類は友を呼ぶといったイキフン(雰囲気)だが、ネコブロスは、5月には悪名高い『ロードライダー』誌を買収し、社名も『株式会社バイクブロス・マガジンズ』に変更するようだが、今後、三宅島モーターサイクルフェスティバルの提灯記事は、『ロードライダー』誌が展開する可能性が高い。

 皆さんご存じのように、私はセニョール月岡との確執から、もちろん編集方針にも文句があるが、主に感情論的にてこれまで『ロードライダー』誌の不買運動を展開していたが、三宅島モーターサイクルフェスティバルの提灯記事を書いたり、更には石原の提灯記事を書こうものなら、今度は容赦なく『ロードライダー』誌も徹底的にぶっ叩きたい所存だ。

 とにもかくにも、2輪業界に関わる人達全員、弱者切り捨ての石原について、もっと勉強しておけボケッ。(怒)(怒)(怒)




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