Erv's Letters index | Text by Erv Yamaguchi |
Monster S4&ハブステア(備忘録) |
2009年5月9日 17:38 |
単純に『Monster S4』で画像検索したら見つかった、ハブステアのS4。 最初ダブルディスクなのでテージのように両持ちかと思いきや、1番下の画像では片持ちということが判明。 そして、ロアアームとアッパーアムの間を結ぶ部分に、ラジアルマウントのキャリパーがあるというのが、(パッド交換の整備性を無視しているとは言え)合理的な作り。 あと、アンダーカウル前方から空気を取り入れてサイドから空気を逃がす、サイドマウントのラジエーターがいかにも4輪のデザイナーライク。 あと、1Gでロアアームが下側に垂れ下がっているので、ブレーキング時には車体が浮き上がりそうだけど、乗車1Gでロアアームが水平になるような設計思想なのかもしれない。 でも、そうなると、体重が軽いライダーによっては、ロアアームが水平にならないこともありそうなので、ライダーの体重でブレーキング時の姿勢変化が全く逆転する運任せなシステムなのかも?(笑) いつも思うけど、ハブステアを設計する人は、ブレーキング時に姿勢変化することをネガティブに考えている傾向が強いけど、2輪のデザイナー、特にレーサーの設計者は、アンチノーズダイブが大コケした苦い経験を持っているので、その人達の中から、ブレーキング時にキャスターが立つというハブステアの設計をする人が早く出てきて欲しいでやんす。 ★追記(2009年5月9日 19:11) しばらく眺めて気が付いたが、ブレーキング時には、アッパーアームを前方に引っ張る力が働くことで、ひょっとしたらノーズダイブするような設計なのかもしれない。しかし、そうなると、あくまでもブレーキの入力に比例する形になるので、例えばアクセルオフだけを利用して切り返すというようなシチュエーションでは、これまでのテレスコピックフォーク車との比較で違和感がありそうである。 |
|