Erv's Letters index | Text by Erv Yamaguchi |
久々の映画館で観たT4の感想 |
2009年6月16日 17:48 |
映画「ターミネーター4」(yktさんの日記より) 昨年は本厄だった為、映画館などに行こうものなら、何かのウィルスでパンデミックとかが起こって死ぬに違いないと、恐怖におののきつつ自宅にひきこもっていたので、バイク同様、私は映画館にも2年くらい行ってなかったのだが、↑のyktさんの日記を拝読し、「もう本厄もあけたことだし、やっぱT4くらいは映画館で観ないとマズいよな〜」と思ったので、思い立ったら吉秒とばかり、私はT4を映画館で観ることにしたが、なるべく人混みを避ける意味でも、平日の初回が狙い目だと思い、昨夜はmotoGPをいつものように睡眠薬にして、夜の9時には床についたら、夜中の3時くらいに目が覚めて“やぶへび”となってしまった。(泪) そして、その後2度寝して、結局今朝は9時に起きたのだが、考えてもみれば、朝の9時過ぎに上りの電車に乗るなんて、サラリーマンでも何でもない自営業者にとっては自殺行為だということに気付いたので、自宅から渋谷までは歩いて行くことにしたのだが、9時に起きてとりあえず顔を洗ってコンタクトをしただけで、9時10分には家を出て、45分歩いた後、渋谷の映画館には9時55分に到着して、10時の初回になんとか間に合った。セーーーフ。 そして、予想通り映画館はガラ空きだったので作戦成功だったが、なんかこの一連の行動がデジャブったので、よくよく思い出すと、前にも私は似たような経験をしていたことを思い出した。 そう、それは、SWエピ1(スター・ウォーズ エピソード1)が封切られた時で、SWのエピ4からエピ6が公開されてから、20年もの年月を経て、ダースベイダーの過去を暴く新生SWが公開されるということで、全世界のSWファンが熱狂し、我が国でも先行上映の際には、映画館に長い行列が出来て、その様子がニュースで流れた程だった。 そしてSW教の信者だった私は、テレビのニュースを観て、「こりゃ〜一筋縄ではいかね〜な〜」と思い、翌日の先行オールナイトを観に行くに当たって、夜中の3時頃に放映される回を観に行く戦略に出たのだ。 そして、土曜日の夜中の3時の回を観るに当たって、当然電車など走ってないので、この時私は渋谷まで歩いて出たのだ。夜中の2時頃。 そして渋谷に着くやいなや、夜中の3時頃だと言うのに、すでに映画館には長い行列が出来ていて、2つの映画館で交互に上映しているというのに、やはりSWエピ1の人気は凄かった。 そして、なんとか映画館に入りやっと座ることが出来た時、ぶっちゃけ、土曜の夜中に渋谷に集まった若者達など、完全に“出来あがっちゃってる”ので、(笑) みんな大はしゃぎで、映画が始まるまでの間、立ちあがって叫び出す者とか、とにかく20年振りのSWの復活に対して映画館の観客全員が何か興奮している状態だった。(単に酔っ払ってるだけだよw) そして、ついに映画が始まり、例のオープニングの♪ジャ〜ン♪という音がなると、映画館中に拍手喝采が沸き起こった! アメリカの映画館では、陽気なアメリカ人達が、映画に向かって拍手したりするという話は聞いていたが、真面目で大人しい日本人が集まる日本の映画館でこんな体験をするとは、後にも先にも、あの時のSWエピ1が最初で最後だろう。 しかし、である。実際に映画が始まると、その内容は超ウルトラ期待外れで、往年のSWファンからすると、あのCGキャラが全てを台無しにしていた。やっぱ、我々の世代にとっては、ジャバ・ザ・ハットは、ゴムで出来たブヨブヨ感がないと納得いかないという感じで、繰り返すがCGキャラには超ウルトラ幻滅した。 そして、そう、アレだよ。え〜と、何て言ったか、あの宇宙空母ギャラクティカとかのメカニカルデザインも担当した人。え〜と、まったくオヤジ入ってくると“ど忘れ”が激しくてまいっちんぐマチコ先生だよ。そうか! こんな時こそインターネットを利用して検索して調べればいいんだ!(……この間しばし検索……)え〜と、リチャード・エドランドって人か? そんな人だったか? まーよく分からないからコマケーことはいいとして、とにかくだよ、昔のSWのメカニカルデザインの担当者をルーさんが“ほして”しまったのも、大失敗の一因と言える。 ちなみに、私がSWを初めて見たのは小学校の5年生くらいの時だったと思ったが、最初のエピ4だけで、映画館に4〜5回は観にいったものだ。そして、その後のエピ5とエピ6と立て続けに公開されたシリーズで、私はすっかりSW教の信者になってしまった訳だが、この4、5、6を暴力的に評すと、順番に“勝ち”“負け”“勝ち”のストーリーであり、やっぱその中では、“負け”のストーリーである『帝国の逆襲』が一番の秀作だと私は考えている。そう、エピ6に至っては、最後がイオーク・アドベンチャーになっちゃっているのが片腹痛かったが、エピ6がいかにもルーさんらしいストーリー展開だったのに対し、『帝国…』は、唯一ルーさんが脚本を手がけていないというのが、これまた秀作になった要因だと私は考えている。 しかし、こうした幼少期に得たエピ4〜エピ6の感動が強烈過ぎた為か、エピ1〜エピ3の出来は本当に最悪だった。もし仮に私が新しいSWシリーズを唯一弁護するとすれば、それはアミダラを演じたナタリー・ポートマンが可愛いということくらいだ。 ほんと、ナタリー・ポートマンはスゲーいいよ。筋金入りの独身主義者の私も、ナタリー・ポートマンにコクられたら即結婚しそうだ。 とまー、色々と妄想して楽しむことが許されているのがパンピーの特権だが、ナタリーは高嶺の花過ぎるので、もう少し現実的に、仮に異性と付き合うのなら、浅香唯程度が妥当な所だろう。(それも充分望みがタケーよ!w) という訳で話を戻して、これまでの人生を振り返り、とかくシニシズム(物事を冷笑的に見る態度:虚無主義)を抱きがちでノリが悪い日本人に対しては辟易することが多い、というか、日本人とはそういうものだという気持ちも根強く半ばあきらめてもいるが、私は、ウィットに富んだノリの良い渋谷の若者達が大好きである。本当に、ノリがよく、土曜の夜なので“出来あがっちゃっている”渋谷の若者達はサイコーだ! ホント、やってくれるよな〜みんな! 復活したSWが駄作だったとしても、俺はみんなとの出会いを忘れないぞ! みんな本当にありがとう! え〜と、元々は何の話だったか? |
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