Erv's Letters index Text by Erv Yamaguchi


都議会議員選挙の次は国政
2009年7月13日 12:37

 都議会議員選挙が終わり、結果から言うと、民主党と公明党が勝ち、自民党と共産党が負けた。

 これまで、さんざん“戦略か理念か論”など、選挙へのスタンスを啓蒙してきたというのに、私の選挙区では、私が投じた共産党の候補者は最下位となり、私の票は死票となってしまい、昨年の目黒区の区長選と同じく、理念を優先したのが失敗した形で、誠に申し訳ない。

 しかし、共産党は議席を減らしたものの、三宅島モーターサイクルフェスティバルの欺瞞性を暴くことにおいて、大きく活躍した、八王子の清水ひで子氏は当選していたので、今後も引き続き石原都政と三宅島モーターサイクルフェスティバルの欺瞞性を暴くべく活躍して頂きたいと思う。

 という訳で、さんざんエラソーに選挙について語っていた私が、投票率が高まると共産党に不利に働くというロジックを失念していたおかげで、私自身の票は前述の通り死票になってしまったが、昨夜9時頃から始まった開票速報では、最初の内に民主党がガンガン当確していったが、12時近くになると、定数ギリギリの辺りにて、自民党の候補者が次々に滑り込んで追い上げてくる結果となった。

 その様子を傍観、否、真剣に見つめていた私は、定数が多い選挙区で、もっと民主党が立候補していれば、自民の議席などもっと減らせたのにと、悔しく思うと同時に、私の選挙区である目黒区では、公明党の候補者は仕方ないとして、あろうことか、石原と癒着した、現在、賄賂問題で告訴もされているという鈴木隆道が当選していて、民主党の第2の候補者と5000票程度の差だったので、もっと鈴木隆道の落選運動をしておけば良かったと、これもまた悔やまれた。

 あと、重要視された1人区では、7つの内6つの選挙区で民主党が勝ったが、開票直後に早々と圧倒的な票差で自民党の候補者が勝っていた離島地区は、テキサスや群馬県レベルで保守が強い地域なのだとあらためて思ったが、これでは、石原と癒着した人間が三宅島で村長になってしまうのも仕方がないとも思った。

 しかし、総じて言えば、今回の選挙では、かろうじて自公を過半数割れにはもっていくことが出来、共産党ほどヒステリックではないにしても、少なくとも自公よりかは石原都政に懐疑的な民主党が第1党になったので、例えばオリンピック招致に失敗するなどをキッカケに、不信任案等をもちかけ、在任中の石原を退陣させたり、あるいはそのまま居座っても、新銀行東京問題や、築地市場移転問題や、その他弱者切り捨て政策には鋭く抗議していってもらいたいと強く希望したいと思う。

 そして、都議会議員選挙が終われば、これを読む成人した皆さんにも選挙権が与えられている、国政選挙が始まる。

 私自身は、目黒区の区長選挙や都議会議員選挙にて、自分が投じた票が死票になったことを自省し、衆議院選挙では、民主党の手塚よしおに投票し、比例では申し訳ないが懲りずに共産党に投票するつもりだ。

 特に、私の選挙区には、小泉チルドレンの佐藤ゆかりが立候補しているので、なんとしても佐藤ゆかりだけは落とさなければならない。

 小泉チルドレンとは、その名の通り子供のような政治家で、ほとんどが小泉のポピュリズムに便乗して政治家になっただけで、ネオリベラリズム(新自由主義)について語れる人間などほとんどいない訳だが、佐藤ゆかりだけは、ネオリベラリズム(新自由主義)の生みの親である、ミルトン・フリードマンのことを「素晴らしい経済学者」だと言ってしまうような、筋金入りの新自由主義者で、そのインテリぶった態度から、多くのB層もだまされているだけで、非常に危険な人物だと言える。

 従って、対立している民主党の候補になど何も期待していないが、単に危険人物を排除するという目的で、衆議院選挙は個人名では民主党に投票したいと思う。否、絶対に投票する。

 という訳で、昨年からはロードレースなんかよりも、よっぽど政治の方が面白くなってきたが、これは、私が単純にオヤジ入ったからだという面もあるが、ロードレースでは誰が勝とうが、どこのメーカーが勝とうが、別に自分の生活など何も変わらないが、選挙権を放棄している、テキトーに会社に行ってりゃテキトーに定額のお給料がもらえるおめでたいサラリーマンなどと違って、自営業者の私にとっては、国の経済が潤っているか、あるいは涸れ果てているかで、自分自身のビジネスにおける死活問題にもなるので、ネオコンネオリベを推進する政治家や政党に投票行動でノーをつきつけ、以前のようにボリュームのある中流層を生み出すと共に、しっかりとしたセーフティーネットにて弱者も手厚く保護し、みんなが不安なく暮らせる世の中にして、国民のサイフのヒモをゆるめるようにしなければ、本当に私自身もおまんまの食いあげとなってしまうので、頼むよ有権者の皆さんという気分だ。

 そう、世の中がリスキーだというのに、そんな時にわざわざリスキーなバイクなど買う人は少ないが、世の中が平和で安心な社会になれば、少々リスキーなバイクでも買ってみようかという気分にだってなるものだ。(爆)




www.romc.jp www.maderv.com www.bugbro.com www.bugbromeet.com