Home > Yamaring > my Machines > my HORNET > テスト走行(2005年3月26日)

この日は、
翌週の土曜日のリファインさんの走行会の前に行ったチューニングアップである、

★マフラー交換とバクダンキットの装着(パワーアップの確認)
★リミッターカット(配線に問題はないか)
★ステップ位置の変更(ステップワークのしやすさの確認)
★ラップショット装着(正常に作動するか)
★空気圧の変更(倒し込みが軽くなるか)

について、
走行会当日に問題が発生しないよう、
ダメ出しをかねてトミンサーキットにてテストを行うことといたしました。

というのは、
もちろんタテマエであり、
キタリンこと、
北山さんによれば、
人類が言語を発明して以来の大発明と持ち上げられた、
インターネットという名のシロモノ家電を、
ただの重箱のすみつつきにまで堕落させたインターネットの住人の方々は、
何よりもきれいごとを嫌うとのことなので、
ここは臆せず下心的本音をディスクロージャー(暴露)しますと、
もちろん、
並居るスーパースポーツの方々をブチ抜くべく、
自己ベストも更新したい訳なのでありました。

従いまして、
↑のいかにもきれいごと風なチューニングアップではなく、
本当にタイムアップに有効な方法を、
ここはインターネットの住人の方々に色目を使うべく、
恥も外聞もなく、
以下にディスクロージャー(暴露)してしまおうと思います。

ところで、
私自身は、
実のところほとんどオートバイに乗ったことがないのですが、
オートバイ乗りの方々に走る場を提供するべく、
草レースの主催は沢山開催した経験があり、
そうしたレースの参加者の中には、
「どうしてこんなオートバイで速く走れるの?」
といった超人的な方にも時々出会うことがあり、
その中でも5本の指に入るのが、
フロント19インチのカタナに、
K300GPというバイアスタイヤを履かせたマシンで、
驚異的なタイムで走る、
森谷靖史さんでした。

私は、
主催者の特権として、
個人的に森谷さんと仲良くなることで、
森谷さんの速さの秘密を探ることができましたが、
森谷さんに内緒で、
その速さの秘訣を皆様に伝授しますと、
その秘訣は、
森谷さんは、
トランポの中で松田聖子を聞いていることでした。(爆)

私は、
「松田聖子聞いてりゃ〜、そりゃ〜ハエーだろ」
と思ったので、
私もこの秘訣を勝手にパクって、
トミンサーキットまで行く途中のトランポの中では、
松田聖子を全開で聞こうと思いましたが、
それだけでは森谷さんには追いつけないと思い、
80年代アイドルの曲がノンストップでかかっていた有線の番組を、
カセットテープに録音しようと思いました。
MDなどといった若者風のシロモノ家電ではなく、
“カセットテープ”というアナログチックなノリが、
これまたタイムアップに効きそうです。

そして、
このテープには、
松田聖子だけではなく、
中森明菜まで録音されていて、
更には、
夜かゆくても浅香唯の『セシル』がかかった時には、
私は誰にも負けない気分になりました。(核自爆)

しかし、
岡田有希子(御冥福をお祈りいたします)の、
『くちびるNetwork』の曲の途中で、
テープの片面が終了し、
リパースになった時には、
なにやらイヤな予感がいたしました…。
(中年ライダーだけ大爆笑)




さて、
サーキットに到着いたしますと、
午前中は4輪の走行会だったようで、
↑のようなスーパーカーが走っていました。

私は小学生の時に、
スーパーカー少年だったので、
昔のカメラ小僧の血が騒いで、
思わず写真を撮ってしまいましたが、
ドライバーの方には快諾して頂きました。

でも、
子供の時には必ず、
「ライト開けて〜!」
と頼んでいたのに、
大人になったので、
さすがにそのセリフは出てきませんでした。(笑)

ちなみに、
↑のベルリネッタ・ボクサーは、
テールランプが6つでしたが、
365と512のどっちが6つだったか、
オヤジ入っているせいで忘れてしまいました。
昔は、
山田隆夫司会のスーパーカークイズで、
ワイパーの画像だけで、
マセラッティー・ブーメランまで当てられたのにな〜。
(同様に中年ライダーだけウケてください)




↑は、
かなり私の琴線に触れるジネッタ。
私は英国ライトウエイトスポーツがかなり好きなのでした。




そうこうしている内に午後となり、
事前に掲示板にて御挨拶をしていた、
CBR1000RRを駆る、
YAMAさんが到着いたしました。

YAMAさんのHPは大変面白く、
特にトミンサーキットのレポートが私は個人的な“おきに”で、
これからサーキットを走るビギナーライダーには、
かなり勇気を与える内容だと思います!

YAMAさんのホームページ
(クリックすると別ウィンドウが開きます)

ちなみに、
右上に写る黄色いFZの方も、
私のことを知っていたようで、
お声をかけて頂きました。




YAMAさんとの記念撮影。

しかし、
ここまでは楽しいイキフン(雰囲気)で、
午後の皆さんとの走行を心待ちにしていたのですが、
その後大変な事態が発生してしまいました。

う〜ん、
恐るべし岡田有希子。。。
(注:後追い自殺はしませんので、心配しないでください)

話を進めますと、
まず、
フルパワー化を堪能しようとコースインしたところ、
6000〜8000回転でまったくフケません。
停車時のレーシング(空ぶかし)では問題がないのに、
走るとフケないのです。
しかし、
フケないながらも少しは加速するので、
「どうやら取り付けたメインが濃すぎたのかな?」
と私は思いました。

また更に、
ラップショットは、
リアのディスクローターを磁石と誤認するようで、
1周走って30周くらいカウントされました。(笑)

全く、
エンジンは回らないわ、
ラップショットは正常作動しないわで、
私は、
夢のマイホームをローンで建てた直後に、
ボーナスをカットされて将来不安を抱いている、
妻子持ちのサラリーマンのような気分に陥りました。




↑は、
側にいらした、
ZZ-R1100でサーキットにやってきていた方の付き添いの方に撮影して頂いた、
キャブをバラすハメになった私の画像。
ちなみに、
こちらのZZ-R1100の方も、
「『前のりティ』の方ですよね〜?」
といった調子にて、
私のことを御存知だったようでした。

また、
黄色いFZに乗る方も、
「何か手伝いましょうか?」と、
心配して頂きましたが、
私は自分のことで一杯一杯で、
あまりお話相手になることができず、
誠に申し訳ありませんでした。
この場を借りてお詫び申し上げます。

さて、
話を戻しまして、
私は早速バクダンキットの中の、
1番小さいメインジェットに交換することにしたのですが、
エアクリーナーボックスがすぐに外れるホーネットは、
整備性が大変よろしいオートバイなので、
こうした作業の時は助かります。

というのはインターネットの住人の方々が最も嫌う“きれいごと”で、
現在、
落ち着いた気分でPCに向って記述しているので、
きれいにまとめているものの、
リアルタイムな心情は、
「全くメンドクセーな〜!
他の連中はみんな気持ちよく走ってんのに、
運がね〜ぜ、シロガネーゼ!
オマケに、シロガネーゼとも縁がねーぜ!」
といった調子です。

そして、
ラップショットの方も、
スイングアームの真ん中あたりに付け直して、
再びコースインしましたが、
状況は全く変化せず、
ラップショットも全然作動しませんでした。(泪)




そうこうしていると、
道が渋滞していたということで、
知人の橋本さんが遅れていらっしゃいました。

橋本さんは、
昨年末に私が主催したロムシーの最終戦にて、
前走車の転倒に巻き込まれ転倒し、
骨折してしまったのですが、
この日久々にお会いし、
体は完治したとのことで、
私は安心いたしました。

しかし、
私のホーネットはまだ岡田有希子の呪縛から放たれていないので、
私は装着したバクダンキットがマズかったのかと思い、
とりあえず調子が良かった以前の状態に戻すべく、
以前のメインジェットとニードルに戻すことといたしました。

そして交換後に時計を見ますと、
もう残り時間は45分程度となっておりました。

そしてコースインすると、
全然治っていません。
「もしかして薄すぎるのか?」と、
安直な方法にて、
チョークを引っ張って走りますが、
全く改善されません。

しかし、
このまま全然走らずに帰るのも何だと思い、
エンジンが回らない状態でしばらく走りましたが、
当然のごとく、
並居るスーパースポーツの方々にブチ抜かれまくりました。
スーパースポーツに乗っていた方は、
トロトロ走っていてスミマセンでした。

私は、
トロトロ走りながら、
「何だよまったく、
もしかして、
油面でも狂わせちゃったのかな〜?
でも、フロート触らないのは鉄則だし、
何か根本的に間違ってる感じだよな〜…。
うん?
根本的、根本的、根本的、
もしや!?」
と、
私は急に思いつきました!

そう、
実はサーキットに来る前にイヤな予感がしていた部分があったのです!
それは、
リミッターカットでした!

実は、
リミッターカットは、
青とオレンジの線を、
黒の線につなぐというお話をベースに私のホーネットにも施したのですが、
私のホーネットのイグナイターには、
黒の線がなく、
かわりに黒白の線があったので、
「黒はねーけど、これでいいんじゃねーかな?」と、
テキトーにつなげてみて、
停車時のレーシングでは問題がなかったので、
これでオッケー牧場調だったのですが、
リファインさんの走行会の前に、
この部分もダメ出ししておこうとも思っていたのでした。

私はパドックに戻り、
即行で配線を元に戻すと、
停車時のレーシングが、
今までよりもトロく、
昔のレスポンスに戻ったので、
「もしや!?」
と甘い期待を抱きましたが、
時計を見ると、
残り時間は30分を切っていて、
とにかくコースインすると、
ストレートでキチンとフケることができました!

それはまるで、
ボーナスを手にしてキャバクラに乗り込んだ、
独身サラリーマンのような気分です。

つまり私のミステイクは、
“チューニングは1つずつ”
という鉄則を破り、
同時に2つのチューニングを行ってしまったことな訳ですが、
これをお読みの読者の方は、
私を反面教師にして、
「急がば回れ」の格言に従い、
チューニングは1つずつ行うことをお薦めいたします。

とまー、
現在は落ち着いた気分でPCに向って記述しておりますので、
こんなきれいごとを述べておりますが、
リアルタイムに走っている時には、
そんな余裕がないので、
「うお〜!
エンジンちゃんとフケたぞ〜!
これで水を得た魚だ〜!
イケるぜベイベー!
ホレ、全開。」
と言った調子でした。(笑)

しかし、
エンジンがちゃんとフケたことで、
やはりマフラー交換によるパワーアップは凄まじく、
これまでよりも速くなったマシンに対して、
最初は戸惑ってしまいました。

そして、
空気圧を多めに入れたことは、
逆に裏目に出たようで、
第1コーナー進入では、
フロントタイヤがスライドするようになってしまいましたが、
これは空気圧を抜けば改善しそうです。

ちなみに、
これまでの走行では、
タイヤがスライドすることは全くなく、
100%グリップ走行だったので、
BT-014はスライド特性がいいのか悪いのか分りませんでしたが、
とりあえずフロントに関しましては、
BT-014はスライド特性は良好だと思いました。

大昔のバイアスタイヤならば、
フロントが流れたら簡単にスリップダウンで転倒でしたが、
ホント、ラジアルタイヤは素晴らしいと思います。

とまー、
現在は落ち着いた気分でPCに向って記述しておりますので、
こんなきれいごとを述べておりますが、
リアルタイムに走っている時には、
そんな余裕がないので、
「うお〜!
フロントタイヤが流れたぞ〜!
でも関係ね〜や!
いくっきゃねー!
ホレ、全開。」
と言った調子でした。(笑)

また、
今回変更した中で、
最初から問題がなかったのが、
ステップ位置の変更で、
これまでのステップ位置ですと、
バンキングして最初にヒザが路面に当たってから、
そのままヒザをもってかれる形で、
ヒザが路面に当たる圧力がどんどん高まってしまい、
それに気をとられて、
アクセルワークなどがおろそかになってしまうこともあったりしたのですが、
ステップ位置が前にきたことにより、
最初に路面にヒザが当たってから、
その後更に体を前方のイン側に回りこませる余裕が出来、
ヒザも内側に更にしまえるようになったので、
ヒザが路面に当たる圧力を調整できるようになり、
アクセルワークなどにも神経を集中できるようになりました。
また、
ステップ位置が上がったことにより、
ハングオフの量がより大きくとれるようにもなりました。

とまー、
現在は落ち着いた気分でPCに向って記述しておりますので、
こんなきれいごとを述べておりますが、
リアルタイムに走っている時には、
そんな余裕がないので、
「うお〜!
ヒザがしまえるぞ〜!
まだまだ寝かせられるぜベイベー!
ホレ、全開。」
と言った調子でした。(笑)

それからしばらくすると、
遅い方に行く手を阻まれている橋本さんに追いついてきたので、
しばらく橋本さんとランデブー走行いたしました。

もちろん、
クリアラップならば、
橋本さんの方が速いのですが、
250ccあたりのマシンを最終コーナーで追い抜く際、
私はちゃっかり橋本さんの前に出てしまい、
先頭を走ることとなりましたが、
走行枠の前半はコースが大渋滞していたのに、
この頃にはほとんど他の方は走行はやめていたようで、
空いているコースを走ることができたのが、
負け惜しみ的な不幸中の幸いでした。

しかし、その後、
橋本さんもピットインしてしまったようで、
最後にコース上で私1人になった時には、
いつ走行時間が終わったのか分らなかったので、
まるで子羊のように小心者の私は、
怒られるんじゃないかとビビったので、
私もピットインして、
この日の走行は終わりといたしました。

まーとりあえず、
リファインさんの走行会の前にダメ出ししといて良かった〜。

そして、
橋本さんは、
ピットインした私に近寄ってくるや、
開口一番、
「もっと『ライダースクラブ』誌を読んだ方がいいですよ」
と助言して頂いたので、
私はこの助言を真摯に受け止め、
今日からは『ライダースクラブ』誌を熟読して、
リアステア重視のうしろ乗りライダーになろうと思いました。
(ウソです)

また、
この日は、
昨年にトミンサーキットでお声をかけて頂いた、
GSX-R1000の乗る方もいらしていて、
こちらの方は私の走行を見ていたらしく、
感想を尋ねると、
ピヨピヨした走りはともかく、
とりあえずブルーフレイムの音は良かったそうなので、
マフラー交換は成功ということで、
少し安心いたしました。

ちなみに、
上記の走行中の私のセリフは、
祖国オーストラリアを走るワイン・ガードナー選手の脳から引用したものであり、
全てフィクション(作り話)ですので、
御了承してください。


オーリンズリアショック取付け 2005年3月27日