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> ステップ位置の変更(2005年3月15日)
1回目のトミンでの走行の時から、
私は足の短さがネックとなり、
特に右コーナーにて、
外足がステップに届かないという現象があったのですが、
2回目の走行では、
それが頻繁な現象となり、
時には外足がステップから浮いた状態で走っていて、
更に、
サスセッティングの変更に伴い、
第1コーナー先の左のドッグレッグにて、
私は逆ハングオンスタイルで左側にマシンを倒すのですが、
その際にブーツのつま先が路面と擦るようにもなってしまい、
あんど、
1回目の走行では、
恐らくステップの踏み変えが甘いせいだと思われますが、
左のヘアピンを走っている時にも、
ブーツのつま先が路面と擦ることがあり、
これにビビッて、
左側に思い切ってマシンを倒せない感じで、
2回目の走行では、
左ヘアピンでは、
ヒザすら擦らないようになってしまっていたので、
私はステップ位置を変更したかったのですが、
現在取り付けているステップキットでは、
すでに、
これ以上の私の好みに合わせたステップ位置の変更ができない状態だった為に、
かなり暴力的に左側だけステップ位置を変更することといたしました。
ちなみに私の好みのステップ位置は、
バックせずに、
とにかくアップさせたいという感じです。
↑が左側のステッププレートですが、
右下の穴が本来のステップ取り付け用の穴で、
その2つ隣の穴は、
本来、
タンデムステップ取り付け用のネジ穴が空いていたのですが、
ここの穴をφ8.5の穴に広げてしまい、
ここにステップを取り付けることといたしました。
中間の穴は、
保険用についでに空けときました。
しかし、
その後に車体に組み付けると、
チェンジロッドのピロボールがプレートに干渉してしまったので、
仕方がないので、
これまた暴力的に当たる部分を金ノコでブッた切りました。
ちなみに、
私は2輪業界にいる時以外は、
製造業に従事していたのですが、
具体的には、
私は金属を削りだして精密な機械部品を製造する、
マシニングセンターという機械のオペレーターをやっていまして、
こんなプレートは、
もっと美しく自分で自作できる環境に以前はあったのですが、
残念ながら、
現在はマシニングを動かせる環境にないので、
機能優先にて、
こんな汚い仕事をしてしまいました。
↑は、
自分のプライドを維持すべく、
以前に私が製造した部品です。
ムクのアルミから削りだしたもので、
プロ用のカメラマンのカメラのボディーです。
私は1000分の1ミリ単位で動かすことができる工作機械にて、
ミクロンの加工精度で機械部品を削りだしていたので、
オートバイの部品の組み立ては、
レゴブロックのように感じてしまいます。
つまり、
オートバイの作りは、
エンジン内部をのぞいては、
かなりアバウトだと思います。
そう言えば、
若い頃は一時だけ、
エンジンのボーリング工をやっていたこともあったな〜。(しみじみ)
左側が以前のステップ位置で、
右側が今回変更後のステップ位置です。
以前がノーマルに対して、
23mmバック、45mmアップだったのですが、
今回の変更で、
約7mm前方、約67mmアップとなりました。
かなりアップしたので、
これで思い切って左右にバンキングできそうです!
左右非対称がこれまた過激!(笑)
という訳で、
2回目の走行を終えた時点で、
私のホーネットのチューニングのトップ・プライオリティー(最優先事項)は、
とにかくステップ位置を最適化することだった訳ですが、
私は、つじ・つかさ氏の『ベストライディングの探求』という著作が基本となり、
スポーツライディングに目覚めた人間なので、
“ステップワーク”を最大限に重視しており、
自分の好みに合ったステップ位置と、
あとはサスが決まれば、
少々タイヤがスライドしても、
ほとんど気にならないというか、
むしろ、タイヤがスライドしていた方が、
オートバイを操っている気がする訳です。
つまり、
この問題を逆方向から眺めますと、
タイヤがスライドしても、
それに対処できるようにする為に、
私はステップの位置を最適化したい訳なのですが、
例えて言うのならば、
私にとってのステップ位置の最適化は、
外国人と話していても足が震えないようにする為に英会話学校に通うのではなく、
足が震えていても、
外国人と話せるようになる為に英会話学校に通うようなものなのでした。
さて、
これで鬼に肉棒、
いや失礼、
鬼に金棒とは言いませんが、
とりあえずは夜の六本木に行く為に、
新しく夜遊び用のスーツを買ったかのような気分になりました。
これでビビリミッターが解除されるといいな〜!(笑)
ブルーフレイムスリップオンマフラー装着