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> トミンサーキットでの初走行(2004年6月2日)
Text by Erv Yamaguchi
for STREETFIGHTERS
Bug eyes Brothers Meeting
トミンモーターランドで開催!
スーパーネイキッドとストリートファイターの為の走行会&撮影会
バグブロミート
愛車のジスペケをいよいよサーキットにて走らせると共に、
私自身が11年振りにオートバイに乗るということで、
中年ライダーの復活とジスペケのシェイクダウンに相応しい場所として、
私は常磐道の土浦北インター近くにある、
トミンサーキットをセレクトした。
トミンサーキットのHPは
こちら
。
トミンサーキットは私の目黒の自宅から非常に近い感じで、
1時間半くらいで到着してしまい、
9時のゲートオープンを待つが、
管理人さんが9時を過ぎてもなかなか来ないので、
普段来ている人に聞いてみると、
非常にアバウトとのことだった。(笑)
ゲートオープンまでの間、
先にサーキットに来ていた平栗さんは、
ZXR250のカウルを外しはじめた。
どうやら、
カウルレスの私のジスペケに影響されたようだ。(笑)
↑はネイキッドのバイクよりもネイキッド状態の私のジスペケ。
私の新しいツナギは、
幼なじみで親友の森君が、
孫オクこと、
孫正義氏がインターネット上にて主催しているオークションにて、
3万円でゲットしたもので、
RSタイチの新品なのだが、
サイズがSのスリムで、
森君は1度着たら脱げなくなった(笑)ということで、
私にどうかとわざわざ私の自宅まで持ってきて頂き、
小柄で痩せている私が着てみると、
ドンピシャだったので、
そのまま3万円で頂くことにした。
でもまだ3万円払ってないな〜…。(笑)
ちなみに、
こんな真っ黒な中年オヤジライダー風なツナギは、
本来の私の趣味ではないのだが、
“背に腹”とばかり、
仕方がないので、
プーツやグラブやヘルメットも全てブラックとしてみた。
まー、
北山さんも割かし全身真っ黒なので、
北山さん完全憧れ調にて、
真っ黒でもいいかもしれない。
同日には、
以前那須で声をかけて頂き面識のあった、
ゼファー750を駆る山本さんも、
私がこの日に走ることを狙ってトミンにやってきた。
平栗さんと山本さんを交えての、
走行前の記念撮影。
そしていよいよ走行となったが、
私は11年前にバイクを降りてから、その後の9年間は、
バイクどころか
“乗り物”に何も乗っていなかった。
そして、
2年前にただの足として、
オヤジっぽくリード100という、どん臭いスクーターを購入したのだが、
その時にまるで16歳の少年が初めて原チャリに乗った時のような爽快感があり、
このリード100の爽快感をキッカケに、
私はロムシーを復活させたのであった…。
話が脱線したが、
とりあえずリード100に2年間は乗っていたものの、
久々に中型のオートバイに乗ってみると、
「ハエー! 速すぎる!!!」
といった感じで、ブレーキに関しても、
「キクーッ! 効き過ぎる!!!」
という感じで、
全然オートバイを操ることが出来ず、
他の方達の迷惑にならないように、
マシンが垂直な状態でコースの端を走るのが精一杯で、
恐らくこのままサーキットを後にすれば、
サイトで大口ばかり叩いている私は、
“大言壮語チャンピオン”
の栄誉が得られると確信したものである。
しかも、
オートバイの速さに面食らうだけではなく、
体力も消耗しきってしまい、
「一体この先大丈夫なのだろうか?」と、
不安になりながらも、
私はパドックに戻ってしまった…。
その後、
私はTシャツ短パンビーサンに着替えクールダウンしていると、
平栗さんや山本さんは体力があるのか、
再び走り出すというので、
私はタイム計測と撮影のヘルパーに徹することにした。
左ヘアピンでの平栗さんと3万円で買ったZXR250。
最終コーナーでの平栗さん。
タイヤを交換してこなかったので、
倒し込みでビビリミッターが働いているようである。
平栗さんのこの日のベストタイムは、
34秒01で、もう少しで33秒台に入ることができそうだ。
こちらはすでに何回かトミンを走ったことがあるという山本さんと愛車のゼファー750。
山本さんは2速オートマ走行ということで、
非常にスムーズなライン取りにて、
コーナーリングスピードが速いのが特徴だった。
トミンサーキットを走り慣れている感じという山本さんの、
最終コーナーでの連続写真。
山本さんはこの時、
30秒73のベストタイムだった。
2人が頑張っているというのに、
このままGPR70のサイドを使わずに帰るのはマズいと思い、
山本さんにタイム計測、
平栗さんに撮影をお願いし、
私もタイム計測してみることにした。
ちなみに、
最初の走行では、
ブレーキング時にフロントがロックすることがあったのだが、
これは恐らく、
イニシャル最弱により、
フルブレーキング時の残ストロークが不足している為だと思われたので、
イニシャルを“ふた目盛り”ほどかけ、
また、
以前は逆シフトで走っていた私は、
正シフトの“かき上げ”によるシフトアップがうまくできなかったので、
シフトペダルの位置を上げて、
2度目の走行を行うことにした。
左ヘアピンでの私。
少しは寝かせられるようになった。
最終コーナーでの私。
ヒザは横に出さずに、前に突き出し、
上半身が起きているのが特徴である。
ちなみに、
外足が外れそうだが、
実際に3回くらい外足がステップから外れて怖い思いをした。
バックステップならぬ、
“アップステップ”の装着が絶対に必要だ。
また、
立ち上がりのアクセルオンでは、
フロントの接地感がなくなると共に、
ステアリングが左右に振れだすので、
ステアリングダンパーも私にとって必需品であることが確認された。
また金がかかるな〜。(泪)
という訳で、
2度目の走行を15周ほどして、
気合を入れたかいがあったのか、
とりあえず30秒18というタイムを出すことができた。
大体30秒コンスタントでは走れるようだ。
しかし、
30秒18というタイムは、
とても歯がゆいタイムであり、
体力のない私は、
すでに疲れきっていて、
「早くおうちに帰りたい…」
という思いが強かったのに、
30秒を切らないと納得いかないという調子にもなってきた。
その後、
山本さんは走っている人達全員と打ち合わせして、
逆周りで走ろうと根回ししていたようなのだが、
「そんなことがOKなのか???」
と思いながらも、
とりあえず承諾し、
みんなでサーキットを逆周りすることとなった。
私は左のタイヤも使えるので、
面白半分という感じで走っていたが、
そんな私を走り慣れている感じの山本さんがパスしていったので、
私はすかさず山本さんと同じ進入スピードでコーナーに入ったら、
全然回り切れずにコースアウトしてしまった。(笑)
幸い、
ヨタヨタといった感じでダートに出ただけなので、
転倒はしなかったが、
「こりゃダメだ」
と思ってパドックに戻った。
実は、
前日に、使っていないGPR70SPの110/70R17が入った、
中古の90年式のガンマのホイールを入手していた私は、
ノーマル3.5インチに対して、
3インチのホイールをテストしてみようと思った。
なぜならば、
以前88のジスペケに乗っていた時に、
89の太いホイールを入れたらタイムダウンしたことがあったからで、
こうした狭いサーキットでは、
ホイールは細い方が切り返しが軽くなると思ったからである。
上が110/70R17で、
下が120/60R17のタイヤ。
フロントホイールがブラックになると、
よりフロントが低く感じられる。
そしてまた、
山本さんの進入スピードで進入できなかった私は、
もしかしたら原因はフォークを突き出し過ぎていることにより、
フロントに荷重がかかり過ぎていることかもしれないと思い、
20mmの突き出しを10mmに弱めて再び走り出した。
すると、 マシンの向きは全然変わらず、
全く自分の走りが出来なかったので、
これは失敗だということが確認できた。
そして、
カタログ値的に、
120と110では、110の方が5mmほど車高が高くなることを知っていたので、
むしろ車高を最初の状態に合わせるべく、
突き出しを25mmにして走行したところ、
再び以前の走りを取り戻した。
しかし、
ホイールの幅による違いは正直いってあまり感じられなかった。
そんな感じで、
ホイールをつけたり外したりしていて疲れてしまった私がボケボケしていると、
平栗さんは一緒に来ていた彼女の用事があるということで、
午前中で帰ってしまい、
かわりというわけではないが、
午前中にツクバのスポーツ走行を走っていたという、
ロムシーに参戦していた稲葉さん(左)がやってきた。
稲葉さんのHPは
こちら
をクリック!
そして、
午後からは山本さんと稲葉さんと私が一緒に走り出したが、
稲葉さんはこのサーキットが初めてだというのに、
さすがというべきか、
いきなり速く走り出し、
3人が大体同じレベルだったので、
3台のランデブー走行を堪能した。
山本さんは午後に入りペースも更に上がり、
ベストタイムは29秒台に入り、
私もなんとか山本さんにひっぱって頂き、
29秒76のベストタイムが出た。
朝の一発目は、
本当に先が思いやられていたが、
山本さんや稲葉さんにひっぱってもらったことで、
11年のブランクもなんとか取り戻せただけではなく、
午後の3人の走行は大変楽しかった。
特に、
それまでは山本さんに抜かれっぱなしだった私は、
最後の最後で山本さんを最終立ち上がりからストレートにかけて抜けた時には、
レースの醍醐味を味わった。
ちなみに、
私のジスペケは、
8000から10000回転の間にトルクの谷があり、
10000回転以上にうまく合わせれば、
時々リアがパワースライドするが、
うしろから見ていたという稲葉さんのお話では、
全然転倒する気配もなくブラックマークを残してきれいにスライドしていたとのことなので、
このパワースライドを意図的に使えるようにしたいと思った。
その為には、
直キャブにして、
メインを上げることで、
中速からトルク感をアップするといいかもしれない。
またセッティングとかがメンドクセーな〜。
また、
GPR70は、
以前使っていたGPR50と同じで、
リアだけではなく、
フロントが流れた際のスライド特性も非常に優秀で、
前後ともスライドしても転倒する気には全然ならなかった。
という訳で、
山本さんと稲葉さん、
楽しいバトルをありがとうございました。
やはりサーキット走行は楽しいの一言に尽きる。
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