Home > my Machines > my GSX-R400R > 2回目のトミンサーキットでの走行(2004年7月28日)

Text by Erv Yamaguchi




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前回は11年ぶりにオートバイに乗ったので、
リハビリといった感じになってしまったが、
不満な箇所が多く残った不完全燃焼な走りだったので、
前回のストレスを解消すべく、
この日私は再びトミンサーキットにやってきた。




サーキットに行く途中に有った、
パチンコ屋の看板。
『デルゼ』って出るのか?




前回は、
ゲートオープン前にそれなりに人が来ていたが、
この日は、走行時間になっても、私しかサーキットに来ておらず、
何か私のほうが間違っているんじゃないかと、
少し不安になった。


 

我が国が輩出した数少ない世界チャンピオンである、
今は亡き加藤大治郎選手は、
7月4日生まれということで、
ゼッケンは『74』だったが、
私は加藤大治郎選手に対して、
“月”も“日”もそれぞれ“1”足りない6月3日の生まれなので、
ゼッケンナンバーは『63』にしてみた。




まずは1回目の走行のショット。

前回は、
第1コーナーは2速で周り、
奥の右ヘアピン進入時に1速に落とすという感じで走っていたが、
大排気量車に乗る人のように、
変速せずに、
全周を1速で走るということを試してみたが、
ベストタイム30秒45で、
前回よりもタイムダウンしたので、
これは失敗だということになった。

また、
前回に大変ストレスを溜める原因となった、
8000〜10000回転のアクセルのつきの悪さは、
ジェットニードルのクリップの段数を下げて、
中速を濃くすることで改善するかと思われたが、
前回よりも若干良いといった感じで、
まだ根本的に解決していないようだった。




そうこうしていると、
2003年度のロムシーにて、
有効ポイント6戦中5勝して、
見事にチャンピオンになった北山さんが、
今年新調したCBR1000RRと共にやって来た。

そして、
私はまるで、ハタチの若造が恋人に会うかのような心境にて、
北山さんとの再会を喜んだ。




体格と車格こそ違うが、
同じ『前のりティ』のランデブー走行。
大変珍しいショットだろう。

ちなみに私は、
この2回目の走行の前に、
ジェットニードルのクリップを1番下の位置にしてみたが、
違いはほとんど感じられず、
何か根本的にセッティングがおかしいという感じだった。
「この部分が改善されれば、大きくタイムアップするのでは?」
と期待していただけに、
残念だったが、
北山さんに“しゃみせん”で走ってもらうことで、
なんとかひっぱってもらい、
1コーナーも前回と同じく2速で回ることで、
29秒34というベストタイムが出た。
前回よりも0.33秒のタイムアップである。

しかし、
この日の目標は28秒台に入れることなので、
ベストタイムが更新されたとは言え、
まだまだ歯がゆいと言える。




そして3回目の走行では、
自身のスタイルに反して、
コーナーリングスピードを上げるというスタイルに切り替えて走ってみようと、
奥の右ヘアピンを2速で周り、
左ヘアピン手前で1速に落とすという感じで、
更にコーナー進入も、
それまでよりも少しアウトから高いスピードで進入するという走りにしてみたが、
最終コーナーのクリッピングポイントで、
フロントからスリップダウンを喫し、
私は転倒してしまった。

しかし、
これが100万円以上支払ったハイパースポーツ車だったり、
きれいなフルカウルのマシンだったり、
子供の定期貯金を崩して買った車両だったりしたのならば、
大変ショッキングな出来事と言えるが、
私のマシンは現金15万円で買った中古車をノンカウルにしたマシンなので、
あまりショックがないことが、
“負け惜しみ”である。








という訳で、
とりあえず、愛車の修理は保留にして、
北山さんの走りを撮影してみた。
北山さんは28秒コンスタントで走り、
午前中のベストタイムは27秒76だった。
相変らず、
全てのコーナーの進入でリアタイヤをスライドさせてアウトにふっていて、
観る者を沸かせていた。




ブレーキレバーが折れてしまった私のジスペケ。




しかし、
予備があったので、
無事、最出走できた。




午後に入って、
タイムアタックする前は、
カメラ目線で走る余裕も見せていた私。




しかし、
午前中のベストタイムの29秒34に続く、
29秒35というタイムまで出しながら、
“これから”という時に、
私は午前中と全く同じ場所である、
最終のクリップで再びフロントからスリップダウンしてしまった!

どうやら私は、『前のりティ』にまとわりつく、
フロント周りのセッティングで“ハマる”という状態になってしまったようだ。

ちなみに、
前回の走行のほとんどは、
ガンマの3インチホイールで走っていたが、
よりクイックに曲がる為に、
今回はノーマルの3.5インチホイールに戻していたが、
キャスターが立っていることと相まって、
フロントが切れ込んでしまうという症状に悩まされた。

しかし、
問題はもしかしたらアクセレーションにある可能性も高く、
前回の走行よりも、
開けるポイントが遅い為に、
リアへの荷重移行が遅いという感じでもあった。
しかし、
直キャブの効果か、
10000回転以上の吹け上がりは前回よりも速く、
開けるタイミングが遅いというのに、
シフトアップポイントは前回よりも手前になっていた。

つまり、
今回のタイムアップは、
直キャブによるパワーアップによるところが大きく、
ライディング自体は退化さえしている感じがして、
自己嫌悪に陥った。


 

1回目は大丈夫だったが、
2回目の転倒ではついにクランクケースカバーに穴が開き、
この時点で私は、
そっと瞳を閉じ、
肩をすくめながら、
両方の手の平を空の方に向けた。

次回からは、
今流行りのフレームスライダーでも装着するかな…。




という訳で、
再び北山さんの撮影に専念してみた。

↑は、スタート練習する北山さんとCBR1000RR。
何かスタートのタイミングに問題を抱えているようだ。




左ヘアピンでの北山さん。




クーッ! きたーっ!
とにかくサイコー!!




関係ないが、
当日は、未来のGPライダーといった感じの、
こんなチビッ子ライダーも走っていた。
私も一緒に走ったが、
とりあえずコーナーリングスピードは私よりも速かった。(笑)




チビッ子と北山さん。
なにかほのぼのしたショットである。

ちなみに北山さんは、
午後には27秒65のベストタイムが出た。




前回はオートバイに乗るのが11年ぶりということで、
読者も大目に見ていたかもしれないが、
結局私はこの日、
大したタイムアップもせず、
目標としていた28秒台も出せず、
2度の転倒というオマケまでつけてしまい、
つくづく私はオートバイを運転するのがターヘー(下手)だということが証明されてしまったので、
読者へのお詫びで、
37歳の老体にムチ打ち、
愛車の前で“飛んで”みたので、
読者の皆さんは笑って許して頂きたい。

ちなみに、
オートバイというのは、
シートの前の方に座っても、
いいことは何もないということがよく分かったので、
これから私は、
『ライダースクラブ』誌を熟読し、
リアステア重視の“うしろ乗り”ライダーになる予定なので、
御了承して頂きたいと思う。
(ウソです)


本日のベストタイム

私 29秒34
北山さん 27秒65




↑は、
私が撮影した北山さんの走りの映像。
メディアプレイヤーをダウンロードしている方で、
ブロードバンド環境の方は、
画像を直接クリックして頂きたい。




↑は、
北山さんの車載カメラから撮影した、
私の映像。




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