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走行中の画像
『自信がないよ』というチーム名にて初参加した北山瑞樹選手と愛車のGSX-R1000。
自信がないという割には、
大変アグレッシブな走りで、
最終コーナー立ち上がりでは、
マシンがバンクしている状態でのフロントリフトと、
その後の第1コーナーでは、
ロッシのような進入でのドリフトを毎週かましていて、
私を含め観客は大喜びだった。
このアングルからフォームを観察すると、
ノリックに大変よく似たフォームで、
非常に私好みのライダーである。
こちらは『TWMC』さんからエントリーした、
48歳にて初レースという中谷和紀選手と愛車のデューク。
こちらは『アジア部品』さんからのエントリーの阿部裕之選手と愛車のVF750F。
こちらは初参加の渡部純兵選手と愛車のYZF-R6。
うしろには、
こちらも初参加の大貫淳選手のSS900ieが写っている。
唯一の外国人ライダーである、
エイドリアン・アバー選手と愛車のGSX-R1000。
こちらは、
北山瑞樹選手と織田崇選手のサイドバイサイドのショット。
マシンは共にGSX-R1000だ。
こちらは、
北山瑞樹選手の御紹介により、
今回初参加した、
唯一の女性ライダーである高原ねこ選手で、
愛車のNSRは、この日唯一の2サイクル車だったのだが、
高原ねこ選手はこのNSRにはあまり乗り慣れていないということで、
他車と車間がつまった時や、
低速コーナーなどで回転数を落としてしまうと加速しないマシンに、
少々手こずっていたようだった。
しかし、
久々に走ったという那須MSLにて、
決勝レース中には52秒台を出していたのは大したものだと言え、
高原ねこ選手は唯一の女性ライダーと2サイクル車という組み合わせで、
なんと初参加ながら『たのしくやろうぜクラス』で優勝した。
57番のマシンは、
池田雅彦選手と愛車のSV650で、
うしろには中谷和紀選手と高原ねこ選手がつけている。
池田選手は、
昨年の最終戦にて、
SV400を駆って参加して頂いたのだが、
今年は『ファンキーにいこうぜクラス』狙いで、
このSV650に買い換えたようである。
よほどSVシリーズに惚れ込んでいるのだろう。
こちらは『アジア部品』代表の大久保忠義選手。
この日の為に、
アライのRX-7RR4を購入していた。
大久保忠義選手は、
決勝レースでは50秒を切り、
念願の49秒327というベストタイムを叩き出したので、
レースの順位はともかく、
本人はホクホクといった気分だと思われ、
これがサーキット走行の醍醐味だとも言える。
余談だが、
峠を速く走っていても、
文字通り“おやまの大将”であり、
私としては、峠を攻めているライダーは、
第三者にも迷惑をかけ、
2輪のイメージの悪化にもつながるので、
健全にサーキットに来て頂きたいと切に思う。
こちらは初参加で、
この日の最年少ライダーとなり、
唯一の400ccマシンのRVFで参加した若干20歳の伊藤弘太選手。
これまでは、
主にミニバイクコースを走っていたようで、
ミニバイクコースより広いコースに少々戸惑ったのか、
予選中に第1コーナーをオーバーランしてしまったが、
マシン・ライダー共に問題はなく、
決勝レースに進出した。
『TISレーシング』の長谷川選手が使用していたというR6を駆る渡部純兵選手。
こちらも21歳という若いライダーである。
初めてのコースを走るというのに、
決勝では4位に入った。
刀を駆る森谷靖史選手が、
SS900の大貫淳選手をかわすところ。
大貫淳選手は、
小林弘人選手のように、
午前中の練習走行中に転倒してしまい、
チェンジペダルが曲がってしまったので、
シフトアップがやりにくい状態だったと思われるが、
決勝レースでは50秒663のベストタイムを出していた。
35Rでの池田雅彦選手のショット。
池田雅彦選手のチームメイトで、
ホーネット900を駆る伴野勝己選手。
伴野勝己選手は、
昨年の最終戦で、
初めてサーキットを走ったというビギナーライダーで、
昨年のレースでは、
ビギナーにありがちな感じで、
オーバーランを繰り返してしまったのだが、
今回は2回目の走行というのに、
しっかりレコードラインを走れるようになり、
決勝レースでは54秒689のタイムを出し、
急成長したと言える。
レースを主催している私から言わせてもらえれば、
よく、自分にはサーキット走行は無理だとか、
レースに参加するのは無理だとか臆しているライダーに出会うことがあるが、
ガタガタ言わずとっとと参加してしまった方が伴野勝己選手のように急成長すると言える。
ちなみに、
チーム『アジア部品』の皆さんもそんな感じで急成長しており、
ストリートで練習して速くなってからサーキットに行こうなどと考えているライダーは、
すでにサーキットを走り始めているライダーにどんどん水をあれられるだけだというのは、
大変皮肉な話である。
こちらはこの日の最年長ライダーとなった、
53歳という年齢の中村文男選手と、
レーサーのTZにSRX-6のエンジンを積んだマシン。
ロムシーでは、
こうしたシニアライダーの皆さんの参加も大歓迎であり、
中村文男選手のマシンのように、
オリジナリティー溢れるマシンも大歓迎である。
余談だが、
オートバイの生産では世界一と言われる我が国のチューナーである、
ヨシムラやモリワキがエンジンを製作することがてきず、
ニュージーランドという、
およそオートバイとは関係のない国においブリッテンというマシンが誕生してしまうのは、
我が国のモータースポーツにおいて、
“イコール・コンディション”という名の悪平等が、
プロではなくアマチュアレースにおいても浸透してしまったからで、
“公認車両”などという概念の導入は、
正に日本車に食われて堕落したアメリカの自動車会社の運命を彷彿させ、
今後の我が国の2輪メーカーの衰退を暗示させるものだと私は考えている。
いつの時代においても、
どのような分野においても、
革新的なアイデアというのは、
組織ではなく個人が生み出すのだ。
チーム『アジア部品』の織田崇選手。
ゼッケン3番の渡部純兵選手のうしろを走るのは、
初参加のZX-11を駆る西尾拓也選手。
西尾拓也選手は、
初参加ということで、
サーキット走行に慣れていなかったのか、
予選中にイエローフラッグを無視してしまい、
ペナルティーとして決勝レースはピットスタートとなってしまった。
しかし、最後尾から追い上げ、
チームメイトの吉田隆幸選手のスグうしろまで追い上げ、
吉田隆幸選手とランデブー走行することができた。
西尾拓也選手には、
予選時にはサーキット走行の厳しさの洗礼を受けることとなったが、
今後は、
むかつくおまわりの目を気にすることなく全開走行ができる、
サーキット走行を好きになって頂きたいと思う。
こちらは西尾拓也選手のチームメイトの、
ZX-12Rを駆る吉田隆幸選手。
こちらは常連のチーム『アジア部品』の秋田泰志選手。
『TWMC』代表の井出さんからのアドバイスにより、
柔らかくしたサスが功を奏し、
決勝レースでは50秒724というベストタイムを出した。
クー! カックイイ!!
相変わらず玄人筋からも素人筋からも憧れのマトと言ったイキフン(雰囲気)の森谷靖史選手。
ゼッケン19番も決まっているが、
レース中はGSX-R1000を駆るエイドリアン選手に必死に追いすがっていたが、
ジワリジワリと引き離されたものの、
フルコースコーションのタイミング時に追いついたので、
なんとか追い抜けるかと思いきや、
わずかに届かず3位となった。
しかし、同じスズキの4気筒車とは言え、
空冷のエンジンにフロント19インチのマシンでGSX-R1000に追いすがるのは、
当然、森谷靖史選手のデーウー(腕)が良いということは、
下位集団の方達が、
パドックにて森谷靖史選手から、
那須MSL攻略法の講義を嘆願していたことからも理解できる。(笑)
下位集団をブチ抜きまくるトップの北山瑞樹選手。
本当にノリックに似ている。
大久保忠義選手と、
後方は池田雅彦選手。
ヘアピンでの渡部純兵選手。
ヘアピンでの中村文男選手。
35Rに進入する北山瑞樹選手。
ゼッケン6番は阿部裕之選手。
うしろには女性ライダーの高原ねこ選手が写っている。
中村文男選手と、
後方はZX-11を駆る西尾拓也選手。
中村文男選手は、
『たのしくやろうぜクラス』にてトップを走行していたものの、
残念ながら13周目には転倒リタイヤしてしまったが、
ライダーの体は無事だったようだ。
西尾拓也選手の走り。
北山瑞樹選手と、
仲間の高原ねこ選手。
35Rでの池田雅彦選手。
北山瑞樹選手。
織田崇選手。
北山瑞樹選手と、
うしろには秋田泰志選手と織田崇選手。
中谷和紀選手とKTMデューク。
吉田隆幸選手と森谷靖史選手。
最終コーナーに向かうエイドリアン選手。
チーム『アジア部品』の仲間である、
織田崇選手と秋田泰志選手。
秋田泰志選手とエイドリアン選手と森谷靖史選手。
ZX-12Rという大きなオートバイを駆る吉田隆幸選手。
かなり寝かし込んでいる。
吉田隆幸選手は、
後半はりきりすぎたのか、
奥のヘアピン立ち上がり付近で転倒してしまい、
軽い脳震盪を起こしたのか、
なかなか動けなかったので、
この時点でレースは赤旗中断となったが、
トップが21周を消化していたので、
レースはこのまま成立となった。
幸い、吉田隆幸選手は大事には至らなかった。
見事、ブッチ切りで優勝した北山瑞樹選手のウィニングランの様子。
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